北京市延慶区の3人の学習者達に不当な開廷
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年6月5日】北京市延慶(えんけい)区の法輪功学習者・陳仲蓮さん、王金蘭さん、劉学平さんの3人は8カ月間拘禁され、2018年1月末にそれぞれに対し開廷されたが、3人の案件は証拠不足で却下された。現在、弁護士は裁判所からの電話を受け、2018年5月22日に開廷されると言われた。

 延慶区第三中学校の教師・趙桂香さんは、定年退職の手続きに身分証明書が必要となり、2017年12月5日に延慶県夏都派出所を訪ねて身分証明書の返還を求めた時、昌平(しょうへい)区留置場に拘禁された。2018年3月20日、趙さんの弁護士はいろんな圧力を受け、弁護を辞退した。趙さんは弁護士が辞退することが理解できず、自己弁護する意志を伝えた。

 延慶区延慶鎮出身の陳さんは、2017年9月15日、法輪功の文言が書かれた資料を貼った時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報され、区610弁公室の人員および夏都派出所の警官に身柄を拘束された。2018年1月30日午前、陳さんに対して区裁判所で開廷され、弁護士は証拠がすべて違法であることを指摘し「この案件において、陳さんの違法行為はありません。陳さんを無罪で解放することを求めます」と述べた。当日、判決は宣告されず、その後この案件は差し戻された。

 延慶区康荘鎮出身の王さんと劉さんは、2017年9月15日午前、区康荘派出所の警官により自宅で身柄を拘束され、昌平留置場に拘禁された。区裁判所は2018年1月31日午前10時半から3時間わたって2人に対して開廷した。弁護士は2人のために無罪であると弁護したが、当日、判決は宣告されなかった。

 開廷当時、王さんは車イスに乗って出廷した。王さんの足は連行された夜、鉄のイスに長時間縛られて怪我をしたという。弁護士は「王さんが歩行できない原因を追究すべきだ」と主張した。

中国共産党の法輪功学習者に対する迫害:鉄の椅子
拷問の際の椅子:鉄のイス

 旧正月明け、王さんの弁護士は区裁判所から王さんの案件は、証拠不足で検察庁に差し戻されたと知らされた。3月20日、延慶検察庁は再びこの案件を裁判所に提出した。裁判官は21日に王さんと面会し、再び開廷することを伝えた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/5/14/366444.html)
 
関連文章