河南省商城県の70代女性 拷問され肋骨を骨折
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 【明慧日本2018年7月12日】河南省商城県の法輪功学習者・柯方華さん(74)は、2014年に商城県裁判所により懲役4年の実刑判決を宣告され、新卿女子刑務所に収監された。刑務所で柯さんは乳がんが検出され、2016年に医療を受けるための保釈請求が認められたが、その後も、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の嫌がらせが絶えなかった。

 2017年夏、乳房の切除手術が行われた柯さんは、同年10月に家から連行され、2018年1月18日に再度新卿女子刑務所に収監された。

 柯さんは刑務所でも警官に真相を伝えたため独房に閉じ込められ、5人の受刑者に2日間連続で酷く殴打され、左胸の肋骨が5本も骨折した。それでも、治療を受けられなかったという。

酷刑演示:毒打
拷問のイメージ写真:酷く殴打する

 高齢者の柯さんは真・善・忍の信条を堅持しているため、中国当局に何度も判決を下され、労働教養を強いられた。2010年1月、柯さんは懲役4年6カ月の実刑判決を宣告され、河南省女子刑務所で長い間迫害された。2013年2月4日、警官に指図された受刑者は、椅子に座っていた柯さんを突然、後ろから椅子を蹴飛ばした。そのため68歳の柯さんは床に放り出され、そのショックで意識不明になり、脊椎の末端がずれてしまった。だが、刑務所側は治療を受けさせず、ずれた脊椎はそのまま放置された。

 2014年、柯さんは再度連行され、懲役4年の実刑判決が下されて新卿女子刑務所に収監された。2016年、柯さんは刑務所で迫害され、片方の乳房が腫れ上がった後大きな穴が開いたように陥没し、そこから毎日膿が出て、止まらなかった。刑務所側は治療を受けさせてくれず、柯さんの息子に保証書を書かせた後、仮釈放をやっと許可した。


 一時帰宅した柯さんは依然として当局から監視され、嫌がらせをされた。2017年夏、柯さんは乳房切除の手術を受けた。手術後、家で静養中にベッドから降りられなかった柯さんは、何度も当局による嫌がらせをされたり、脅されたりした。そして3力月後の2017年11月7日、柯さんは現地の国保大隊の警官により再度連行され、信陽市第一留置場に入れられた。その前に、警官が柯さんを見つけられなかったので、その代わりに息子を連行した。

 2018年1月18日、柯さんは再び新卿女子刑務所に収監された。

 河南省女子刑務所は、「河南省新卿市女子刑務所」または「新卿市女子刑務所」とよく呼ばれ、2007年に使用を開始された「鄭州女子刑務所」と区別するためである。新卿女子刑務所は、表側には庭園などがあり趣のある造りとなっているが、裏では邪悪極まりないことが行われていた。ここでは多くの学習者が迫害されて死亡した。例えば、学習者・朱穎さんは2010年4月2日に不当に連行され、その後、懲役8年の重い実刑判決を下され新卿女子刑務所で迫害され、8カ月後の2010年11月30日に死亡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/2/370502.html)
 
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