寧夏石嘴山市の黄雲竜さん 危篤になり保釈
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 【明慧日本2018年8月16日】寧夏石嘴市山の法輪功学習者・黄雲竜さんは、石嘴山市第一留置場で迫害されて食事が喉を通らなくなり、血尿が出るなどの症状が起こり、危篤状態になった。病院に運ばれて病院の診断によると、黄さんには2種類の癌がみつかった。公安部門の人員はこれらの責任を回避すために、黄さんに医療を受けさせるために、仮保釈として解放し、2018年7月末、黄さんは帰宅した。

 2018年5月10日、石嘴山市の公安局、国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、派出所の警官らは7台のパトカーを出動させ、通行人や住民に大迷惑をかけ、サイレンをずっと鳴らし走行した。パトカーは黄さんの自宅に到着すると、すぐに警官らの一団隊が降りて来て、自宅を取り囲み、中に押し入り、パソコン、プリンター、法輪功の書籍や迫害資料などの個人の私有財産を押収した。

 当日、石嘴山市当局は、市内の学習者全員に対して一貫した行動を取った。それは全員に対して家宅捜索をし、連行をし、財産を押収するなど一貫した行動を実施した。ドアを閉めていた家に対しては鎖を壊し、丈夫な鎖ならドリルで無理やり壊した。その情報の一部によると、当日侵害を受けた学習者は、少なくとも14人に上った。連行された大勢の人達は当日、解放された者や不当に拘束された者もいた。

 60代の黄さんは市国家安全保衛部門まで連行され、そこで拘束され、尋問された。その後、市第一留置場に入れられ、2カ月以上拘禁されている。

 黄さんは満州族の男性で、甘粛省靖遠石炭有限会社の従業員で定年退職した。1999年7.20以降、北京へ陳情しに行った黄さんは天安門広場で連行され、2年の労働教養を強いられた。労働教養所で酷く殴打され、肋骨を3本骨折した。その他にも家宅捜索され、お金をゆすりとられ、不当に家財を押収され、不当に拘束されるなどの迫害を受けた。

 石嘴山市は寧夏で法輪功学習者に迫害を加える最も酷い地域の一つである。公安、国安の警官らは数年来ずっと学習者の電話を盗聴し、連行の機会を伺っていた。今回の連行された学習者の中に、電話の通話を盗聴されたことが原因で迫害された者もいた。

 2014年ころ、黎建国という人物が石嘴山市警察署大武口支署の副署長になってから、学習者への迫害はより一層激化した。多くの学習者が連行され、待ち伏せにあい、監視され、尾行された。

酷刑演示:老虎凳
拷問のイメージ図:虎の椅子

 王徳生さんは2015年11月に連行された後、大武口区のある派出所に拘束され、連続6日の間、虎の椅子に縛られた。その間、数人の囚人にシフト制で監視され、目を閉じて眠ることを禁止され、わずかばかりの飲食までも制限され、さらにトイレに行くのを禁止された。その後、多くの犬がいる警察犬訓練所の庭を通ることを強要された。そして再び、虎の椅子に縛られたまま、10日にわたって睡眠を剥奪された。しかし、検察庁のこの案件の書類には、警察犬訓練所で虎の椅子に縛られたままの10日間のことを隠蔽(いんぺい・故意におおいかくすこと)し、「本人の自宅を監視する」という大ウソが記されていた。そして2016年、王さんは懲役13年の実刑判決を下された。この懲役13年の実刑判決というのは、寧夏でもそうであるが、全国的に見てもあまりにも重刑で酷刑である。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/6/372095.html)
 
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