湖南省の夫婦 拘禁3年後に年金を差し止められる
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年7月16日】(湖南省=明慧記者)湖南省衡陽市法輪功学習者の王生良さん、肖美君さん夫婦は、2015年5月19日に自宅で湘潭県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に不当に連行され、それぞれ網嶺刑務所と長沙女子刑務所で3年間拘禁されていた。2018年6月18日、2人は解放され家に帰った。現在、夫婦は年金を差し押さえられ、生計が成り立たない状況に陥っている。

 懲役3年を不当に科される

 2015年5月19日夜10時ごろ、湖南省湘潭県公安局と衡陽市雁峰区国保大隊の警官らが戸籍を調べるという口実で、王さん夫婦を自宅から連行し、湘潭留置場に拘束した。2016年2月18日、2人は湘潭で法輪功の真相資料を配ったというだけの理由で、湘潭県裁判所に懲役3年の実刑判決を宣告された。

 肖さんは2016年7月14日に湖南省長沙女子刑務所に送られた。王さんは2016年7月15日に網嶺刑務所に送られ迫害を受け続けた。

 肖さんは刑務所で迫害され、自立生活ができなくなる

 長沙女子刑務所で、肖さんと他の法輪功学習者は独房に監禁され、肉体的にも精神的にも迫害を受けた。

 長沙女子刑務所内では学習者たちは、いかなる自由もない。話すことすらも許されないし、長時間同じ姿勢で立たされることや、手のひら大の小さな椅子に長時間、座わらされることを強いられ、肉体的にも精神的にも高度な緊張を強いられた。また警官らは学習者にトイレに行くことを禁止し、これらすべては学習者を人間として扱っていない。

 肖さんは拷問を受けて意識不明になり、病院に救急搬送され、数時間後ようやく意識が戻った。

 2018年6月18日、肖さんは解放される時、車椅子に座わらなければならない状態で、自立生活ができなくなった。

 王さんは洗脳班で迫害を受ける

 2016年7月15日、王さんは湖南省網嶺刑務所に送られた。網嶺刑務所で、王さんは拷問を受けて、単独に拘禁された。警官は王さんに四六時中、洗脳のための話を強制的に聞かせたり、偽のDVDを強制的に見せ、精神的に大きな苦痛を与えた。

 刑務所はすべての法輪功学習者が転向することを要求した。もし学習者が転向しなければ、朝から晩まで洗脳される。毎日の睡眠時間が3時間しかなく、小さな椅子に長時間、座らせたり、長時間同じ姿勢で立たせ、座る姿勢や立つ姿勢への要求も厳しく、少しでも身動きしてはならない。

 夫婦ともに年金を差し止められる

 2018年6月18日、2人は解放され家に帰って間もなく1カ月になる。肖さんは今年70歳になり、2007年に退職しており、王さんは2011年に退職している。2人の年金は社会保障局に差し止められ、生活の保障が全く無くなる。

 年金は王さん、肖さん夫婦の数十年間の労働報酬なので、当然、受け取るべきのものである。2人が法輪功を修めることは法にもふれておらず、全く罪ではない。年金を差し止めることこそが、法律に違反するものである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/12/370944.html)
 
関連文章