河北省昌黎県裁判所 学習者の家族に弁護士辞退の圧力
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 【明慧日本2018年7月27日】河北省昌黎(しょうれい)県の裁判所は2018年7月5日、秦皇島市青龍県の法輪功学習者・潘英順さん、翟素平さん2人に対して不当に開廷した。

 法廷審問に参加したのは裁判長の楊紅梅、書記の何記超、陪審員の郭長庚、検察官の李炜莉などである。

 開廷は9時に予定されていたが、9時になっても動きがなかった。10時頃、北京石景山司法局(翟さんの弁護士を管轄する司法行政機関)の3人が昌黎裁判所にやっと到着した。法廷では彼らが来るのを待っていた。

 彼らが到着すると、裁判所側は潘さんの息子、娘に北京の弁護士を雇うのを辞退するようにと、潘さんを説得した。

 これまでにも、裁判官は家族に「北京の弁護士に依頼すると、重刑の判決を下す」と脅したという。

 11時半になってもまだ開廷せず(潘さんを説得するために時間を費やす)、仕方なく、家族と潘さんは法廷で弁護士を辞退した。

 11時40分、裁判所はやっと傍聴者を入廷させた。入廷したすべての人に対して、警官は写真撮影やボディーチェックをし、身分証明書の写真も撮った。そして、傍聴席に座った親戚と友人をビデオで撮影し、さらに身分証明書を持たずに、ホールで待っていた親戚と友人に対してもビデオ撮影をした。

 ある人が入口を警備する警官に「ここにいる私達をビデオ撮影するのは違法です」と言うと、警官は「違法だが、上層部の命令だから、仕方がない」と言った。

 当日、昌黎県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、検察庁、政治法律委員会、青龍県国保、それに各行政機関の幹部も法廷の中と外にそれぞれ配置されていた。

 開廷後、裁判長は潘さんと翟さんにいくつかの質問をしたが、翟さんは答えなかった。

 裁判長は弁護士に裁判の回避を求めるかどうかと質問すると、弁護士は六つの観点から裁判長、書記、合議制の法廷メンバー、検察官の回避を求めると答えた。

 裁判の中で、裁判長は2回も弁護士の発言を中断させた。しかし、弁護士は確かな根拠を持って、回避を求める正当な理由を陳述した。裁判長は弁護士に書面の資料を提出するように求めた。そして休廷と宣告した。

 ある警官が「午後1時に法廷が再開する」と言ったため、皆は帰らなかったが、その10分後に、警官はまた「法廷は終了した。いつ再開するかは改めて知らせる」と告げた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/8/370770.html)
 
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