【明慧日本2018年8月7日】山西省大同市の法輪功学習者・劉淑芳さんは、2018年3月23日午後2時30分頃、甥っ子を幼稚園に送ったあと仕事に行こうとしたとき、私服警官に連行された。
劉さんの職場は劉の姉の家から近いので、姉の家から通勤していた。そのため、当日の夕方5時30分頃、警官は劉さんの姉の家に押し入り、家宅捜索をし、法輪功創始者の写真、法輪功関連書籍、パソコンなどの私物を押収した。
翌日3月24日の午前中、家族は劉さんの拘留通知を受け取り、劉さんがすでに大同市第一留置場に拘束されていることを知った。その後、家族は2回ほど、着替えとお金を持って留置場に行ったが、それ以後、「もう、お金と衣服は持ってこなくてよい」と留置場の警官に言われた。
今回の連行は劉さんにとって、3回目となった。1回目は、法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴したことで、15日間拘留された。2回目は、陳情の規定に基づき政府機関に「法輪功学習者たちが司法関係者らに権力を乱用され連行された」という内容の手紙を出して、訴えたことが原因で報復され、15日間拘留された。劉さんは今回も以前と同じように、政府部門に法輪功が迫害されていることを訴え、手紙を郵送したため、連行された。
5月中頃、劉さんの母親は地元の弁護士に臨時に弁護を依頼し、劉さんとの面会を頼んだ。しかし、留置場側が劉さんの弁護士の面会を許可しなかった。
6月末、大同市雲崗区裁判所の裁判官は劉さんの母親に電話し、「娘の案件は裁判所に届いている」と話した。そこで母親は裁判官に会いに行き、「弁護士を雇うか」と聞かれ、「雇います」と答えた。
そして、母親は地元の弁護士事務所に足を運ぶと、事務所には4人の弁護士がいた。しかし、弁護士たちに劉さんの弁護を依頼すると、「法輪功の案件は受けない」と言って、断られたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)