山東の女性学習者が連行され 知人達は涙き暮らす
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 【明慧日本2018年8月13日】山東省済南市の法輪功学習者・張麗秀さんは、庶民的な生活を送っている素朴な女性であるが、これまでの人生は波瀾万丈であった。張さんは法輪功を学び、「真・善・忍」に従って正直で良い人間になり、黙々と働いていたが、2018年5月12日、地元の警官により不当に連行された。

 同じ団地の住民たちは、張さんの正直な人柄をよく知っており、張さんの身の安全についていつも心配した。中国共産党の法律執行者たちが法輪功学習者を連行する恐怖の中で、住民たちは鳴かなくなったセミのように黙るしかなく、こっそりと陰で涙を流した。

 張さんは生まれた直後から他の家族に預けられ、大人になって結婚し男の子を出産したが、夫は一般の仕事に就かないで、占いを仕事とし、家庭のことにはあまり関心がなかった。そのため、張さんはお手伝いの仕事をして生計を立て、辛酸を嘗め尽くして息子を育て上げた。

 2012年、張さんはある偶然な機会に、老人を介護する仕事に就いた。その年配の女性の家に一冊の『轉法輪』の本が置いてあったので、張さんはそれを読んだ。読み終わったあと、張さんは非常に感激して、自分の不遇な人生を不平に思わなくなり、『轉法輪』の中に書かれている「真・善・忍」に従って自分を律し、実行するようになると心身ともに大きく変化し、健康な体を得た。

 年配者の息子たちは皆遠く離れているため、家の中は張さんと介護をする女性の2人だけだった。張さんは良心的に誠心誠意に世話をした。寝返りすることも、歩くこともできない年配の女性を、抱えて車いすに乗せ、外を一緒に散策したり、身体を拭いてあげたりした。毎日、部屋の片付けや買い物をし、料理を作って彼女に食べさせ、自分の親のように親身になって接した。しかし、張さん自身はいつも質素で簡単なもので食事を済ませた。

 張さんは彼女と一緒に散歩する度に、いつも車いすを押しながら法輪功の素晴らしさや迫害の真相を人々に伝えた。そのため、2018年5月12日、張さんは済南市王官荘大衆広場で警官に不当に連行された。その後あろうことか、張さんの夫は年配の女性の家まで警官を連れて押しかけて行き、多くの物品を車に積み込んで持ち帰った。

 張さんは連行された後、この年老いた女性は、自分の世話をしてくれていた優しい張さんが、突然居なくなり、悲しんで泣き暮らした。現在、張さんに関する情報は一切なく、どこにいるのかさえも、分からないままだという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/5/370605.html)
 
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