大連市80代の法輪功学習者に実刑判決を宣告
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 【明慧日本2018年10月13日】遼寧省大連市開発区の法輪功学習者・カク福奎さん(81歳男性)は温和な人柄で人を助けることが大好きで、いつもニコニコしていて、人に親近感を与え、みんなに「優しい爺ちゃん」と呼ばれている。

 本来なら、カクさんの年になると、ゆっくりとした生活ができるはずだが、法輪功への信仰をしているため、カクさんは当局の裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡され、2018年6月に刑務所に入れられた。

 カクさんの妻・郭玉英さんはかつて、法輪功創始者の「法輪功学習班」に参加したことがあり、法輪功が人に「真・善・忍」を教え、道徳の向上、健康に大変良い功法だとわかって、法輪功を学び始めた。しばらくして、郭さんの患っていた病気が完治したという。

 妻の変化を目の当たりにしたカクさんも法輪功を学び始めだ。カクさんも妻と同じように、健康を取り戻し、全ての病気が消えた。二十数年間も学んできたカクさんは顔があまり老けて見えず、60代のようである。

 カクさん夫婦は吉林経済技術開発区繊維工場の元職員だった。中国共産党が法輪功迫害を開始してから、夫婦ともに迫害を受けた。

 2000年10月27日、カクさん夫婦が元勤め先で強制的に洗脳され、自宅では24時間監視された。2日後、夫婦はなんとか家を離れ、法輪功の陳情のため北京へ行ったが、その後、警官に連行された。夫婦ともに吉林市第三留置場に33日間拘禁された後、労働教養処分2年を宣告された上、年金の支給を45カ月分停止された。その後、一家は迫害から免れるため、大連市に移った。

 2005年5月20日朝6時、カクさん夫婦は家で法輪功の功法を煉っていたとき、突然、ドアがこじ開けられて、20~30人の警官らに一気に家を不当に侵入された。そして警官らは勝手にビデオを撮ったり、写真を撮ったり、家宅捜索をした。家にあったパソコンや大法書籍、絵画、法輪功の迫害資料、携帯電話4台、テープレコーダー6台など、数万元に値する私物を全部押収した。そして、ある背の高い警官はカクさんの背中に向けって3、4回、蹴った。

 警官らはカクさん夫婦を黄海路派出所に連行した。夕方の6時に妻の郭玉英さんだけが解放されたが、カクさんはそのまま大連市開発区留置場に送られた。そして留置場の迫害でカクさんは一度危篤状態に陥ったため、家族が強くカクさんの解放を求めたが、解放されなかった。

 2006年、カクさんは瀋陽の馬三家労働教養所に送られ、2年間拘禁された。出所したとき、カクさんの健康状態がとても悪化していたが、家に帰り法輪功を学び続け、徐々に回復してきた。

 それから、カクさん夫婦は安定した生活を数年も送っていないうちに、2012年、再び警官に住居の監視、脅迫、嫌がらせなどをされて、騒がされた。長期的な圧力の下で妻の郭玉英さんはとうとう倒れてしまい、亡くなった。

 当局はカクさんに対して迫害を続けた。2017年10月8日、カクさんは開発区公安分局の警官に刑事拘留され、10月26日に保釈された。

 2018年1月15日、カクさんは開発区検察庁から裁判所に提訴された。裁判所はカクさんの家から押収した法輪功の書籍、DVD、USBなどを所持していたという理由だけで、カクさんに懲役3年の実刑判決と5000元の罰金を宣告した。

 2018年6月11日、開発区裁判所はカクさんを呼び出し、その場で連行した。

 現在、80代のカクさんは遼寧省新入刑務所に拘禁されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/10/5/375393.html)
 
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