【明慧日本2018年11月12日】上海市虹口(こうこう)区の法輪功学習者・劉彩凡さんは、2018年10月9日午後、静安区裁判所に懲役1年の実刑判決を宣告された。
劉さんは1999年に法輪功を学び始めてから、心身ともに健康になった。しかし、1999年7.20に中国共産党が法輪功への弾圧を開始した。劉さんは法輪功への信仰を堅持したため、迫害を加えられた。
2008年4月17日、劉さんは法輪功が迫害されている事実を人々に伝えたため、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報された。そして、虹口区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官ら2人は劉さんを涼城派出所まで連行した。警官らはテニスのラケットで劉さんの両腕、両足を猛打した。そのため劉さんの両手足は腫れ上がり、あざだらけになった。また警官らは、拳で劉さんの背中を猛撃したため、劉さんは背中を負傷してせむしのような背中になり、いまだにその状態のままである。猛打を受けた後、劉さんは拘置所に送られたが、入所を断られた。しかし警官は諦めず、裏で拘置所の警官らと取り引きをして、劉さんを拘置所に入れた。その後、劉さんは虹口区裁判所に懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡されたという。
2018年2月8日、劉さんは涼城公園である人に法輪功の資料を2枚渡した。そのことで法輪功のことを理解していない人に通報された。それで、劉さんは虹口区国内安全保衛部門の警官らに、涼城派出所まで連行された。派出所で劉さんは「私は法律に違反していません」と言ったが、警官は「この俺が、お前が法を犯したと言うなら、お前は法を犯したことになる」と怒鳴った。その後、警官は劉さんの家を家宅捜索したが、何も探し出せなかったため、劉さんの姉の家に行った。警官は姉の家のドアをこじあけ、鍵を壊したが入室できなかったという。
劉さんが拘禁されている間に、末期癌で入院していた姉が、亡くなってしまった。劉さんは姉との最後の別れも許されなかった。
連行された劉さんのために、家族は弁護士を雇った。しかし、国内安全保衛部門の警官は、弁護士に劉さんとの面会も劉さんの案件を閲覧することも許さなかった。家族が「この行為は法律違反です」と言うと、警官は「俺の言うことが法律だ。俺が判決を下すと言えば、間違いなく判決になるぞ」と脅迫した。
劉さんは上海市静安区裁判所に提訴された。2018年10月9日、裁判所は劉さんに対して不当な開廷をした。法廷で弁護士は法律に基づき、劉さんの無罪を主張したが、数回も裁判官に中断させられた。劉さんの夫も、法廷で劉さんの弁護をする予定だったが、許されなかった。
「中国共産党に反対した」という理由で、劉さんは懲役1年の実刑判決を宣告されたという。