中東の学習者 人生で初めて穏やかな夜を過ごす
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文/中東の大法弟子

 【明慧日本2018年12月17日】私は2009年の年末から法輪大法を修煉し始めました。修煉する前の私はかんしゃく持ちで、毎日タバコを一箱吸い、膝の痛みで毎回5、6歩しかゆっくり歩くこともできず、時々夜中に痛みのあまり目が覚めたりしました。たくさんの有名なお医者さんに診てもらっても、治しようがないと分かり、後半生はこの痛みにずっと耐えなければなりませんでした。

 しばらくの間、わたしは破産してしまい、婚約者が私を離れて行きました。また目も悪くなっていき、毎回パソコンの画面やテレビを見る時間が15分を超えられなくなりました。小さなことにすぐ腹を立て、言い争いました。自分自身と争うことすらありました。

 当時、私にはたくさんの疑問がありました。なぜ私の家族は破産の苦痛を舐めなければならないのか? なぜ私の婚約者はお金がないからと言って、私の元を離れて行ったのか? なぜ人間を創造したのか? 生命の意義とは何か? なぜ私の人生は苦難に満ちているのか? なぜ私に対して、よくない多くの人達に対して私は復讐できないか? などの多くの疑問を解くために、私は東方と西方の大量の書籍を読み、人生の真諦を探しましたが、結局、理にかなう答えが見つかりませんでした。

 あの数年間、私は医科大学で実験室の責任者として働いていました。私はその前は麻酔医としての経験があったので、学生と一緒に癌組織を動物の体に移植し、動物の体に対して様々な薬物を投与して実験を行っていました。

 私には大学教授であるニマという親友がいます。ある日、彼のところへ行った時のことですが、私の機嫌が悪いことに彼はすぐに気づきました。私が自分の状況を訴えたら、彼は自分に解決策があると言いました。そして私に『轉法輪』を渡しながら、この本の中に私が知りたい問題のすべての答えがあると言いました。私はそれを聞いても別に気にしませんでした。しかし私は彼をよく知っていて、彼は勝手に理に合わない話をする人物ではなく、彼の善良さと喜んで人を助ける性格に私は引きつけられていました。

 彼が私に渡したのは電子フアイルでしたので「パソコンの画面をみながら読んでということですか?」と聞きました。彼は毎日10ページだけ読めば充分だ。毎日電話で読めているかどうか督促すると言いました。あの日から私は『轉法輪』を読み始め、ニマは毎日電話で何ページ読んだのか確認してきました。

 私にとってこの本を読むことは非常に難しいことでした。しかし、ニマに対する尊敬から私はやり遂げました。不思議なことに、私は本当に本の中から自分が知りたい答えを全部見つけることができ、この本こそ私が今生ずっと探し求めていたものだと実感しました。私は貴重な宝物を失ってから、ずっと頑張ってそれを探していた人のようでした。初めてこの本を全部読み終わったとき、非常に穏やかな状態でした。内心は非常に平和で、あの晩は過去の25年の間で、一番よく眠られた一晩でした。一生の間、最も穏やかに感じた夜でした。

 私は頑張って『轉法輪』をより多く読み、本の中で語られた道徳基準に従って行動するように自分を要求しました。少しずつ私は変わり、さらに親切で、さらに頑張って働くようになり、時には私の学生のために無料で仕事をしました。私はもうかんしゃく持ちではなくなり、友達もますます増えました。帰宅前にわざわざ私に会いにくる学生すらいました。

 私は法輪大法を修煉して健康を回復し、1年後、週末にピクニックにも出かけることができました。私にとってこれは奇跡と言えるような話です。視力が回復し、メガネも要らなくなりました。修煉してから数年後、1人の新しい学習者が、私に煉功してからメガネを外すことが出来るかと聞いたとき、やっと自分が以前メガネをかけていたことを思い出しました。

 怪しいげなクルミ大の大きな腫瘍を発見

 私は大体ある一定の時間の間隔をあけてコーヒーを飲むので、絶えずコーヒー缶を戸棚の上に置いて、手を伸ばして取っていました。2013年のある日、手がコーヒー缶を触った瞬間に心臓の附近に軽い痛みを感じました。それを気にせずに、ただ疲れているか、風を引いているのだと思いました。しかし、その痛みは日増しに増し、1周間後には手を肩の高さまで上げることさえ出来なくなりました。右の手で胸部と脇の下を触ってみると、すぐにクルミ大より大きな腫瘍に触れました。これは我々の実験室で小鼠とウサギに移植した癌の腫瘍とそっくりでした。エンジニアの私が実験室で働くのを、多くの人が不思議に思っていました。しかし、私はここで3年も働き、癌の組織を実験室の小動物の体に移植していたため、自分の体に生じたクルミ大の大きな腫瘍を解明するにはさほど時間がかからず、充分な経験を積んでいました。

 私はびっくりし、私にとっては乗り越え難い試練でした。驚いた私はボーとして、手を下ろすことさえ忘れていました。

 その後、私は今までの生活を真面目に振り返り、問題の原因を見つけ出しました。それは過去の不良行為で起きた一つの債務でした。私は自分に言い聞かせました。「私は決して大法の修煉を放棄しない、たとえ呼吸が止まったとしても」と強く思いました。

 私は痛みをこらえ、右の手でコーヒーを持つように変え、医者に診てもらいませんでした。家族は少し心配していましたが、大した問題ではないと告げました。私の母は心配して寝る時に手が押されて、そうなったのかもしれないと言いましたが、私はただ笑ってごまかしました。私は痛みをこらえながら、もう一度内に向けて探しました。自分にはやはり恨む心や色欲の心、利己心や嫉妬心がありました。自分に嫉妬心やその他のよくない執着心があるなどと考えたことは、これまでに一度もありませんでした。

 そうしているうちに痛みは少しずつ減り、私はこのことをすっかり忘れてしまいました。数週間後、私はまたコーヒーを飲みたくなりました。コーヒーが左側にあったので、思わずいつものように左手で取りましたが、痛い感覚が全くありませんでした。そして、右の手で再び触って見ると腫瘍が消えていました。信じられませんでした! まるで腫瘍が初めから存在していなかったように消えていました。

 その日、私はコーヒーを作る間中、嬉しさのあまりずっと涙ぐみ、師父への感謝の気持ちでいっぱいでした。その日のコーヒーは私がこれまで飲んだコーヒーの中で、一番美味しいコーヒーの味でした。

 ここで、私の修煉の道のりを共にしてくださったすべての同修に、心より感謝します。みなさんは私がさらに大法をよく理解できるように助けてくださいました。

 正しくないところについては、慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/13/372394.html)
 
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