【明慧日本2018年12月23日】広東省広州市越秀区の法輪功学習者の呉健明さんは、2018年11月7日午後、出勤した時に越秀区光塔派出所の警官に連行され、不当に家宅捜索を受けた後、越秀区留置場に移送された。家族は未だに警察からいかなる通知も受け取っておらず、呉さんが連行される理由も知らされていない。
呉さんが連行された後、広州市で少なくとも6人の学習者が警官に嫌がらせを受け、あるいは不当に家宅捜索を受けた。
呉健明さん(男性)は60代で、湖南省チン州の出身である。高校を卒業してからチン州第一縫製工場に就職し、その後、独立して仕立屋を営むようになった。1995年、呉さんは胃腸からの出血(口から肛門までの消化器官の出血)を患い、もう少しで命を落とすところだった。その後、一命は取り留めたものの、体の状態は長い間弱っていた。1996年、呉さんは法輪功の煉功を始めてから、1週間も経たないうちに、見事に健康を取り戻した。
呉さんは法輪功を修煉する事により恩恵を受けた。彼の性格は穏やかになり、家庭に責任を果たすようになり、隣近所や友達にも優しく接するようになった。真・善・忍を信奉するため、彼は何度も中国共産党に迫害されて、冤罪により6年近くも刑務所に入れられた。そのため、妻とも迫害のプレッシャーにより、離婚することになってしまった。
1999年10月、呉さんは北京へ陳情に行ったため、不当に1カ月も拘禁され、4000元の罰金を科された。
2000年1月、呉さんは友人宅を訪問した時、連行され、その後、不当に4カ月も拘禁された。チン州第二留置場を出所した時、彼は意識がはっきりせず、反応が鈍く、足の爪は剥がされ、体中に酷い拷問を受けた傷痕が残っていた。彼の様子を見た家族も友人も大変驚き、非常に心を痛めた。
2000年の年末、呉さんは不当に1年6カ月の労働教養を科され、長沙新開舗労動教養所に拘禁され、酷く迫害をされた。
2002年9月、呉さんはまた連行され、不当に4年の実刑判決を言い渡され、湖南省津市刑務所に拘禁された。
刑務所を出所してから、呉さんは路頭に迷う生活を余儀なくされた。2009年、彼はやむを得ず故郷を離れて広州に来て生計の道を求めた。その後、広州市康田デパートで警備の仕事に従事し、真面目に一生懸命働いた。
呉さんは裁縫の技術があるため、仕事以外の時間に無料で人に服を直してあげた。人柄もよく評判はとても良かった。
2018年11月7日の午後、呉さんは出勤する時に、突然、広州市越秀区光塔派出所の警官に連行された。家族は未だに、警官が呉さんを連行した理由を知らされておらず、いかなる拘留についての通知も受け取っていない。