重慶女子刑務所の暴行を告発した譚昌蓉さんに報復
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 【明慧日本2018年12月24日】重慶市の法輪功学習者・譚昌蓉さんは実名で2015年~2018年の間に、自ら重慶市女子刑務所で受けた侮辱や拷問などを同市の司法局と刑務所に告発した。そのことにより、譚さんは司法局や刑務所、女子刑務所、潼南区政治委員会、公安局、検察庁などからの報復を受け、連行されて合川留置場に拘禁された。現在、譚さんを陥れるこれらの案件は江北区検察庁に渡された。

 2015年3月、譚さんは街で人々に法輪功が迫害されている真実を話したため、太安鎮派出所の警官に連行された。同年9月、譚さんは潼南区裁判所に懲役3年の実刑判決を宣告され、重慶市女子刑務所に収容され、2018年2月に出所した。

 刑務所で譚さんは残酷な迫害を受けた。刑務所でビンタされたり、罵られたりしたとき、譚さんは「殴打は違法行為です」と言うと、警官は「お前が『転向』しないから、痛い目に遭うんだ。ここは刑務所だ。暴力機関だ。自由がなくなったお前には話す権利なんかない。俺の天下だ。訴えてみろ。たとえ十八層の地獄に行くことになったとしても、俺は怖くはない」と暴言を吐いた。また、譚さんは「三書」を書かないため、警官は自ら書いた「三書」を譚さんに写すようにと強要した。従わなかった譚さんはスタンガンで電気ショックを加えられ、全身に傷を負った。

 譚さんは法輪功を学ぶ前に、気管支炎や腰痛、腎臓炎、胃痛、頭痛などを患い、毎日薬を飲み、時々点滴を受けていた。しかも年中、帽子を被らなければならなかった。

 1997年、譚さんは法輪功を学び始めてから、わずか1週間で全ての病気が消えてしまい、体が軽くなった。

 しかし、中国共産党が1999年7.20から法輪功に対して迫害を発動した。譚さんは真・善・忍の信奉を放棄しないため、様々な迫害を加えられた。

 2001年、譚さんは労働教養1年を科された。2004年、懲役9年の実刑判決を宣告され、重慶市女子刑務所に収容され、毎日、十数時間も奴隷のごとく労働することを強要され、心身共に苦しめられた。

 2015年9月末、譚さんは再度3年の実刑判決を言い渡され、刑務所に入れられた。2018年2月に出所し、9月2日に実名で刑務所で受けた迫害の事実を重慶市司法部門に通報した。

 9月6日、刑務所の教育課長と潼南区政治委員会の警官数人らが譚さんの家にやって来た。その課長は刑務所が譚さんに対して行った迫害の事実を否認し、さらに、譚さんを脅迫した。

 それから、10月15日、譚さんは潼南区太安鎮派出所と区公安局の警官に連行され、重慶市合川区留置場に送られた。

 10月25日、潼南区検察庁は譚さんに逮捕状を発布した。11月下旬、家族は譚さんの状況を聞きに行ったが、潼南区検察庁は「この案件は、すでに江北区検察庁に渡した」と言った。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/12/5/378053.html)
 
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