ハルビン市の善良な産婦人科医に懲役4年の実刑判決  
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 【明慧日本2018年12月1日】ハルビン市通河県の法輪功学習者・張桂芝さんは、2018年4月10日に不当に連行され、ハルビン第二留置場に拘禁された。家族は同年11月12日になって初めて、張さんがすでに懲役4年の不当判決を下されていたことを知った。

 張さんは通河県産婦人科・小児科病院の主治医で、1999年に法輪功を学び始めた。張医師は法輪功学習者として常に真・善・忍の教えに従って自分を律し、贅沢な食事の誘いや賄賂や金品もすべて拒否した。また、患者に薬を処方することで病院が得た利益は、歩合制の給与として医師はその一部をもらえるが、張さんはこの歩合制給与を一切放棄し同僚や患者から好評を得ていた。(中国では、手術前に患者が執刀医に賄賂や金品を渡したり、贅沢な食事に誘ったりすることは当たり前のこととして、公然と行われているのが現状である。また、医師が患者に処方した薬品で得た利益は病院から歩合制の給与として一部をもらえる仕組みがある)

 張さんは2018年4月10日、郵便局で法輪功についての真相を書いた手紙を郵送しようとした時、局員が「ちょっと待ってて、リーダーに聞かなければならない」と言った後、しばらくすると、現地の610弁公室の工作員と国内安全保護部門(法輪功迫害の実行機関)の警官ら5人が駆けつけて来て、張さんを連行した。当日、張さんはハルビン第二留置場に拘留された

 留置場側は「人道的な管理」を公言し、特に転向の専門職を務めていた呉艶麗という人員は、個別談話のとき、常に「今は1999年の時代ではないから、迫害がどこにあるのか? ここにはちっとも迫害がないから、迫害という言葉を使うのは今後やめよう」と言明した。しかし、呉の話を聞いて信じた張さんが、室内で煉功をしようとすると、すぐに蹴られたり殴られたりして暴力を振われ、ユガを学ぶようにと強要された。

酷刑演示:毒打
拷問のイメージ図:大勢で酷く殴打する

 8月23日、ハルビン依蘭県第三裁判所は張さんに対して裁判を行った。法廷審理の初めから最後まで、張さんは「はい」と「いいえ」しか答えられず、ほかの言葉は一切禁止された。傍聴した家族5人は裁判官らの醜態を目撃した。「馬鹿げたとんでもない裁判だった。我々庶民の人権をひどく侵害された裁判だった」と家族は強く訴えた。

 11月12日、張さんに対して懲役4年の判決が下された。

 張医師は2011年8月19日に連行されたこともあり、その後、懲役5年の実刑判決を下された。あのとき、刑務所で常に拷問されて一度は心神喪失状態になった。張さんは2016年8月16日に刑期満了となり、やっと解放された。

 2017年7月、仕事を探していた際に、張さんは再び連行され、15日間拘束された。

酷刑演示:暴打
拷問のイメージ図:寄ってたかって、酷く殴打する

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/11/15/377160.html)
 
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