卓上カレンダーを配って 善良な婦人が懲役4年
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 【明慧日本2018年10月6日】河南省商丘(しょうきゅう)市睢陽区裁判所は2018年8月10日、法輪功学習者・黄秀蘭さん(47歳女性)に対して不当な開廷をし、懲役4年の実刑と罰金5000元の判決を宣告した。

 裁判で黄さんの弁護士は法律に基づき、黄さんの無罪を主張した。黄さんは法輪功の真相が書かれた新年の卓上カレンダー1冊を人に配った。中国共産党が法輪功への誹謗中傷を信じていたその人は、黄さんを通報した。黄さんを陥れるため、そのいわゆる「証拠」が7カ月かかって、検察のところに届いたという。

 黄さんは8月末に判決の結果を言い渡された。その場で黄さんは控訴する意を表した。現在、黄さんの案件は商丘市中級裁判所にある。

 黄さんは睢陽区に在住で個人経営者である。法輪功を学んだ黄さんは「真・善・忍」に従って自分を要求し、以前に患っていた重い皮膚病、癲癇などの病気が完治した。

 2017年12月15日、黄さんは香君路のある交差点を通りかかった人に、2018年の真相が書かれた新年のカレンダーを渡した。その人は街道弁事処の職員だった。当局のデマの宣伝を信じ、法輪功のことを理解していなかった彼女は黄さんを尾行しながら、警官に通報した。そして、警官はある洗濯機修理店で壊れている洗濯機を修理している黄さんを連行して、黄さんの家を家宅捜索した。その際、警官は黄さんの家にいた義理の兄と子供まで派出所に連行した。その後、家族は警官に数万元をゆすり取られて、義理の兄と子供だけが解放された。可笑しなことに、警官は義理の兄と子供をこの案件の「証人」とした。

 8月10日の開廷の際、黄さんは法廷で、「法輪功は正法です。私の病気を治しただけではなく、私に道徳を向上させました。私は商売をしていますが、人を騙すことは絶対していません。私はたくさんの恩恵を受けたため、人にも法輪功の素晴らしさを教えたいだけで、誰にも害を加えていません。私は何の組織も利用していないし、どの法律の実施をも破壊していません」と自己弁護した。

 弁護士が法廷で察庁と裁判所の人員に、弁護士の仕事を妨害されたことを指摘した上で、公訴人の上訴が法に合っていないと述べた。しかし返って公訴人に「法輪功の者を弁護するな」などと脅かされた。

 弁護士は「今日、ここで善良で無実な婦人の裁判を起こすことは、本当に恥ずかしいことだと思います。私たちは、納税者のお金で、国と政府の資源を無駄使いして、善良な人に迫害を加えることは本当に残念なことです。現在、P2P金融詐欺や 毒ワクチンなど、国にとって大きな案件があるのにもかかわらず、我々司法関係者がこれを見ているだけで裁かず、心が痛みませんか」

 「憲法、法律、司法解釈、人権、信仰の自由など、どの方面からみても、黄さんは社会に危害をもたらしていません。黄さんは無罪です。黄さんを捕まえること自体が民に害を加えることです」

 「ここで裁判官のみなさんに、本案件の事実を正しく究明し、黄さんに無罪判決をお願いします。商丘市の人々に希望を与えてほしいのです。そうすることが、誰にとっても良いことだと思います。間違った判決を下さず、誠意のある正しい判決を下し、明るい未来を選択するようにお願いします」と述べた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/9/18/373982.html)
 
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