広州市海珠区の漢方医に 懲役4年の不当判決
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 【明慧日本2018年9月20日】広州市海珠区の漢方医で法輪功学習者・李常興さん(59)は、18歳の時に労働災害で鉛とマンガンの中毒になり、手足が自由に動かず二級障害者となった。そのため、自己生活が管理できなくなったが、その後法輪功を煉り始め健康を取り戻した。李さんは中国漢方協会の会員で、卓越した医術を持っている。

 2017年4月20日午前、李さんは通勤の途中で、海珠区警察署の警官により連行された。2018年9月6日午後、海珠区裁判所はビデオ映像を通じて、李さんに懲役4年の実刑判決を宣告した。


李常興さん

 ここ数年間、広州市海珠区鳳陽街は中国共産党の迫害政策に積極的に応じて、法輪功を誹謗中傷する宣伝ポスターなどをあちこちに貼り、イベントを開催し、町内の学習者への迫害に積極的に加担した。同町の住民として正義感の強かった李さんは、一部の誹謗中傷のポスターを剥がした。これが原因で李さんは連行され、海珠区留置所に入れられた。

 2017年11月、李さんは留置場で鉛とマンガンの中毒症状が再発し、全身にデキモノができ、体重が65キロから40キロに激減した。

 李さんの病状に対して、留置場側は治療を何もせず、弁護士や家族にも知らせなかった。

 今年4月17日、法廷に姿を現した李さんは痩せこけてしまって、別人のようになっていた。そのため家族は留置場、警察署、陳情署に李さんの病状を伝え、治療を求めた。しかし、留置場側はずっと治療をさせずにいた。しかも、李さんの病状の診断結果を家族に知らせないまま、李さんの病状の悪化を放置し続けた。

 家族と弁護士は現地の裁判所や検察庁に、李さんの仮釈放を申請したが、許可されなかった。 

 現在、李さんは毎日痰を吐き続け、500グラム以上も出るという。全身には塊状のデキモノができ、ときどき意識不明にもなり、正常に立てなくなった。それにもかかわらず、懲役4年の実刑判決を宣告された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/9/8/373534.html)
 
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