『轉法輪』を学び自分を修め 一家全員が幸せを受益する
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文/中国の大法弟子 清純

 【明慧日本2017年12月27日】私は今年で49歳です。独身時代から夫婦理想像として、夫婦が互いに尊敬し励まし合い、仲睦まじい家庭生活を築くのが夢でした。しかし結婚してからは、すべての夢が水の泡のように消えてしまいました。

 私と夫は知り合って23日目で結婚した、いわゆる「電撃結婚」でした。その後、夫の母親が亡くなり、父親も高齢で経済的な状況もあまりよくありませんでした。

 私は自分が優しくて思いやりのある女の子だから、愛し合い圓満な家庭を築き、これから幸せになれるものだと信じきっていました。本当の話、当時なぜ訳も分からずにスピード結婚をしてしまったのか、私自身も分かりませんでした。運命でしょうか? 結婚して三日後、夫に従ってほかの地域に移り住みました。なぜなら、夫のおじさんが当地で仕事を紹介してくれたからです。

 故郷を離れ、親と兄弟から離れた私にとって、夫は唯一頼りにする人で、ずっと私を大切に守ってくれるものと思い込んでいましたが、間もなくして、夫は短気でわがままな上に何事も男中心の人だと分かりました。夫は生活のすべての事を自分で決め、私が少しでも意見を出すと機嫌が悪くなり、喧嘩を売ってきます。近所の人に喧嘩を聞かれるのが恥ずかしいので、私はただひたすらこれに耐え、我慢しました。

 さらに酒好きな夫は仕事から帰って、毎日晩酌をしました。飲んでいるうちに、おかずがしょっぱいとか、辛いとか、量が足りないとか文句ばかりいい、喧嘩を売ってきます。仕事のストレスまでも持ち込んで、私に八つ当たりします。機嫌が悪くなると目つきが怖くなり、ひどいときは食卓をひっくり返すことすらしばしばありました。人と外で飲んで帰ってくる度に、2時間も喋り続けて私に聞かせます。口を出せば怒られるし、黙っていれば無視したと言われるし、夫への対応はとても難しいことでした。このような日常生活なので、常に夫婦喧嘩は絶えませんでした。私は夫が人と飲みに行ったと聞くと、家でドキドキして不安でたまらず、私にとって毎日が苦しみの連続でした。特に私の病気の時、熱が出たため頭が重くて、体がフラフラしているにもかかわらず、夫に世話してもらうどころか、普段通りに大声で叱られるし、食事の用意をしなければなりませんでした。体調が優れない時は世話してくれなくても、ただ安静にして休ませてくれるだけでもありがたいことでした。

 私の心の中にストレスや不安、恐怖心がいっぱい溜まってしまい、毎日辛くて耐えられませんでしたが、身内に心配させたくないので実家には言えず、また他の人にも笑われるので誰にも相談できず、夫のおじさんにだけ不満を漏らしました。おじさんも夫が悪いと叱りつけますが、ほんの数日だけ良くなりましたが、また元の状態に戻ることが常でした。

 このような環境で育った子供はお父さんの短気と怒りやすい性格を知り、成長するにつれて段々と無口になりました。夫と会話をする時、ひと言でも気に食わないと機嫌が悪くなるので、私も子供も夫に話しかけたくないのが本心です。このような家庭環境では毎日がどれほど重苦しかったか、想像いただけると思います。

 子供が13歳になった時、優秀な成績で市内の中学校に合格し、家を離れて学校の寮に住むことになりました。そして週末になると、私は駅へ子供を迎えに行きます。バスから降りた息子は嬉しそうに私に「お母さん、僕のことを心配しないでいいよ。学校の環境もいいし食事もおいしいから、ホームシックなんか全然ないよ」。その後、息子から家に帰りたくない、家にいると重苦しく感じると聞きました。実は、私もこんな暗い環境で性格まで冷たくなり、しだいに無表情になり笑顔も消え、心の中でいつも不平不満を感じるようになり、悲しみに包まれていました。その当時からいつも子供が大きくなったら、自分が死ぬか、出家しようと考えるようになり、人生に何一つ希望が見えませんでした。

 1998年に法輪功を修煉して病気が治った親戚から、「あなたも法輪功を学びなさい、とても素晴らしい気功で、佛を修める功法だよ」と勧められました。普段から神話が好きな私は佛を修めると聞き、すぐに興味津々になり、親戚から1冊の『轉法輪』の本を借りて来て、家で読みました。1ページ目を開いて読むと、深く吸い込まれたかのようで、最初の感想は「なんて、素晴らしい本なの!」と思い、むさぼるように2日間かけて『轉法輪』を読み終え、私の涙で枕も濡れました。人生の苦しみから抜け出せるとこのとき強く感じました。すぐに親戚に会いに行き、これから法輪功を学ぶ決意を笑顔で告げました。久しぶりの笑顔でした。

 『轉法輪』深く読み進むにつれ、私は夫に対して理解するようになり寛容になりました。ある日、夫が同僚と遅くまでお酒を飲んで家に帰った途端に、玄関先で倒れてしまいました。起き上がろうとしても体が動けなくなり、苦しくて吐きながらも私を罵りました。それを見ても私は冷静で、怒る気持ちすら沸きませんでした。嫌な臭いが部屋に充満して私も思わず吐きそうになりましたが、何一つ文句も言わずにタオルやティッシュペーパーで処理した汚物をゴミ箱に捨てて、介抱しました。『轉法輪』を学ぶ前なら表面上では我慢するけど、心の中では怒りで爆発寸前の状態でした。私は深夜までかかって夫をきれいにし、疲労困憊しながらもベッドに寝かせ、布団を掛けて蜂蜜のお湯を飲ませました。そして、翌朝早く起きて、消化しやすいお粥とそうめんを作って夫に食べさせました。私は夫の立場から物事を考えるようになり、不満や文句もなく家庭生活の面で夫を支えました。

 実は、夫も容易ではなかったのです。一家3人の生活を一人で支え、今の社会ではどんな職場でも互いに腹を探り合って暗闘する中で、プレッシャーやストレスが半端なものではないと思います。夫は勤め先でみんなに素直で真面目な人だと言われ、人間関係も良く人と争うこともせず、不遇にもじっと我慢しているためにストレスが溜まり、発散する所が家しかないと私は理解するようになりました。少しずつ夫も本音を私に言うようになりました。そんな時に私は『轉法輪』で学んだことや昔の人が善行を行い、徳を積んだ話をよく言って聞きかせました。

 徐々に夫に変化が現れてきました。お酒を飲んで酔っぱらうこともなくなり、食事にも文句を言わず、それに子供と心を開いて会話するようになりました。間違ったところを指摘されても受け入れることが出来るようになり、それを直そうと黙々と頑張りました。現在は仕事場から家に帰ってくると、玄関先で私の名前を呼び、明るい冗談なども言い私を笑わせます。私は笑いながら、「いい年になって、ロマンティックになったのね」と言うと、夫は「若い頃は何も分からなかったから、お前に苦労をさせてばかりだった。これからは自分の人生をかけて償うつもりだ」と真剣に言ってくれました。この言葉にどれほどいやされ、どれほど大きな幸せを感じたかしれません。

 お正月に久びさ息子が帰ってきました。家族そろっての楽しい食卓を囲んで、食事しながら会話が弾みました。以前、私は人の家庭を羨ましく思っていましたが、今では私の家庭の方が羨ましがられます。近所の人は夫の良いところを見て、私に「姉さんは今よく笑うようになり、昔よりも若くてきれいになったわ。皆が兄さん(夫)は運がよく、こんな良い嫁をもらったと褒めているわよ。姉さんは旦那さんにとても優しいし、息子さんも立派だし、兄さんの性格も優しくなったし、皆が羨ましがっているわ」とよく言われます。私は誰にでも次のようによく言います。「これはすべて法輪大法『轉法輪』を学んだおかげですよ。一家で私一人が煉功するようになれば、一家全員が幸せを受益するようになります!!」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/12/26/358303.html)
 
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