良い人になった成都の肖敏成さんに再び懲役4年
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年12月31日】成都市金堂県裁判所は2018年12月3日午前、法輪功学習者・肖敏成さん(54)に対して裁判を行った。法廷で家族が弁護しようとしたが、裁判長に拒否された。弁護士の弁護も無視され、即座に肖さんに懲役4年の実刑判決を宣告した。

 肖さんは元金堂県実験学校の職員であった。かつて肖さんは賭け事とお酒の依存症があり、いつも家には帰えらず、賭けで負けてお金がなくなると深夜にもかかわらず親戚のドアを叩いて、ご飯を食べさせてもらっていた。肖さんのことに言及すると、親戚らは皆関わりたくない様子であった。1995年、肖さんは法輪功の修煉を始めた。それ以来、賭け事やお酒を飲むことをやめた。妻は「夫が法輪功を学んで、私は初めてここ数年間幸せな生活を送っています」と語った。肖さんが法輪功を修煉してギャンブラーから真面目な人間になったと、職場の同僚や友人、親戚も皆認めた。これも法輪大法がギャンブラーを救った事例の一つである。

 肖さんは長年の間、出稼ぎをしていた。2017年9月2日夜7時、肖さんは仕事の関係で道具を取りにアパートに帰っていた際に、アパート周辺を管理する警備員に足を止められて、駆けつけて来た派出所の警官らによって不当に連行され、拘禁された。

 2018年12月3日午前、成都市金堂県裁判所は肖さんに対して裁判を行った。法廷の周辺では国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の大隊長や多くの私服警官らが警備した。

 法廷の中では、肖さんの姉を含めて4人の親族だけが許され傍聴した。姉は肖さんのために弁護しようと弁護士を通じて、裁判長に申請したがこれを拒否された。

 公訴人は肖さんが2人に頼まれて江沢民の告訴状の修正をしたと指摘した。弁護士はまず憲法第41条の「如何なる公民でも国家機関及び国家機関の人員を告訴する権利がある」に則って、法輪功迫害の元凶である江沢民を告訴することは違法ではなく、告訴状を修正することも当然違法ではないと弁護した。しかし公訴人、江沢民の告訴状を書いた2人は共に一級教師であり、学歴は肖さんより遥かに高い。それなのに、肖さんはこの2人が書いた原稿を修正することがあり得るだろうかと疑問点を提起した。

 公訴人は、2人の教師の供述書はすでに四川省公安庁の610弁公室に移され、認定されているので有効であると語った。しかし、問題なのは610弁公室も不当な存在であり、610弁公室が認定したことは法律上からみても、何の効力も無いはずである。しかも、肖さんを供述した2人の教師が出廷していないので、肖さんに対する有罪であるという証拠は成立しないと弁護士は強く主張した。

 その後、裁判長は休廷を言い渡し、しばらくして裁判は再開されたが、即座に、肖さんに対して懲役4年の実刑判決を宣告した。

 これは肖さんに対する二度目の裁判である。2001年にも肖さんは、懲役8年の実刑判決を言い渡され、四川省雅安刑務所で長年の迫害を受けてきた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/12/21/378708.html)
 
関連文章