山東青島市裁判官「私達は指示に従うだけ」
【明慧日本2018年4月5日】青島市開発区裁判所は今年3月21日、法輪功学習者・趙麗娜さんに対して裁判を行った。裁判官はそれまでの横柄な態度を一変し、丁寧な言葉で弁護士に「法輪功学習者に有罪を裁決することに対して、法律の根拠がないことを私達は知っています。しかし、私達裁判官の一存で決めることはできない。すべて610弁公室がコントロールしており、私達は指示に従うだけで、為す術がない」と語った。
610弁公室とは、ナチス・ゲシュタポ(ドイツ警察の中にあった秘密警察部門)ような機関で、1999年6月10日から全国の県以上の警察署の中に設立され、法輪功迫害の専門機関である。
以前、趙さんに対して、2017年7月19日、8月16日の2回にわたって裁判が行われた。
2016年11月16日午前、市経済技術開発区警察署の警官らは趙さんの自宅に押し入り、家宅捜索を行った後、3歳と15カ月の子供2人の面倒を見ていた趙さんを不当に連行した。また、パソコン、プリンター、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真を押収した。翌日、趙さんを即墨普東留置場に拘禁した。同月29日、検察院が趙さんに逮捕状を発布した。
趙さんは派出所で尋問されていた時に、自分が生理中だと申し出たにもかかわらず、警官に無視され、長い間鉄の椅子に手錠で固定され、顔を何十回も殴られた。趙さんの左の腕は手錠できつく絞められた為負傷し、膿が出ていた。この情報は、2017年1月12日、弁護士が趙さんと面会した時に聞いた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)