内に向けて探せば 思うことが成就できる
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年1月4日】結婚してからずっと、家のことは全て私の一存で決めてきました。日常生活から子供の縁談話、孫の面倒、家の購入やメンテナンス、親戚付き合いなど全ての事を私が決めていました。主人は一切口出ししていませんでした。自分のことはできている母親だと思い込み、主人の修煉のことまで口を挟んでいました。

 2016年に真相資料を制作するために、家で小さな資料点を設けました。恐れる心があったため、このことを子ども達に教えませんでした。2017年のある期間、自分の修煉状態もあまりよくありませんでしたので、資料点のことが子供たちに知られてしまい、プリンターを強行に撤去されました。

 私は自分の原因を探さずに、主人にもう1台プリンターを購入したいと相談しました。思いもよらず、本来、何も関わらない主人がいつもと打って変わって、断固としてプリンターの購入に反対しました。その後、再びこの件に言及した時、彼は激怒して、もし私がプリンターを購入したらこの家から私を追い出す、と声を張り上げて言いふらしました。理由は、子供たちに知られたら困るからです。

 この件で、私達夫婦は何度も喧嘩を繰り返し、額に青筋を立てて、顔を真っ赤にしてまで口論しました。最終的には主人が私と離婚したいと言い捨てて、家を出て行きました。私達はお互いにもう70歳を過ぎた身なので、このような事が起きて私はとても心が傷付き、何度も泣きました。しかし、ただ自分の修煉状態に問題があるとは一度も思いませんでした。私もこの家を離れようかと思いました。

 それと同時に私の身体に病業の状態が現れました。病業の現れはいわゆる常人が言う「帯状疱疹」です。大きな痛みに耐えながら子供たちに内緒にしていました。しかし、息子がある日突然家に帰ってきて、私の血圧を測りました。私の上の血圧は230mmHgでした。驚いた息子は私に薬を飲ませようとしましたが、断りました。拒否した私を見て、息子はおじさんを呼び出して私を説得しようとしましたが、これも断りました。今度は、息子は派出所に行って同修のことを通報すると私を脅しましました。家中が上を下への大騒ぎになりました。

 当時、私の胸が締め付けられたように苦しくなり、「自分の家庭がこんな状態にまで至り、これが今まで修めてきた結果だろうか?」と深く反省しました。その時、ようやく自分の修煉に相当大きな問題起きていたことに気づき、内に向けて探し始めました。

 「女人強剛たりて強豪ぶり 上調子、言酷薄たりて家の采配を振る」[1]、「なぜ家でご主人のことを考え、思いやってあげることができないのでしょうか? 私たちは未来の人類に最も素晴らしいものを残すのではありませんか?」[2]、「つまり、皆さんは女性なので、必ず女性のように、善良でやさしくなってはじめて、男性からの尊敬と愛を得ることができます」[3]と師父は説かれています。

 師父の法と照らし合せてみると、私はちっとも女らしくありませんでした。主人に優しく話掛けたこともありませんし、常に上から目線で命令口調でした。子供たちに対しても同じです。子供たちが私のことは独りよがりで、「武則天」のようだとよく言っていました。

 私は真剣に自分を探し、自分を改めました。主人のことを以前より大事に扱い、優しく接し、食事も手料理で彼の食べたいものを作りました。汚れた服を頻繁に洗濯して、主人の身の回りのことを全部世話しながら、家の中も常にきれいに片付けました。私の変化を見て主人も変わりました。私は再びプリンターのことを言及しても、以前のように猛反対はしなくなりました。主人に「以前、家のことは全部私の一存で決めましたが、プリンターの件はあなたが決めればいいし、プレッシャーに感じなくてもいいわよ」。その時期、私は絶えず内に向けて探し、自分を正しました。

 約1カ月が過ぎたころ、主人は「お前がこんなに良くしてくれて、これ以上プリンターを買わせない訳にはいかないな、買ってもいいぞ。ただし使い終わったら、すぐに仕舞わないと子供に見つかるぞ」。許可がおりて、同修が新しいプリンターを届けてくれました。プリンターを仕舞う場所を主人に相談したら、主人は「もう隠さなくていい。ここは我々の家だ。子供に見つかったら、俺が何とかするから」と言いました。「男の中の男だね」と私は主人を褒めました。

 今回のことを通じて、修煉の厳粛さと向上ができる秘訣を悟ることが出来ました。師父の法に則って実行してこそ、初めて良い修煉環境を作り出せるのです。さもなければ、修煉の道から外れても気が付きません。師父の慈悲なる救い済度に感謝を申し上げます。弟子は必ず今回の教訓を心にきざみ、これからも三つのことをもっとよく実行できるように、努めていきたいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「陰陽背反」
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法六』「アジア太平洋地区学習者会議での説法亚太地区学员会议讲法」
 [3] 李洪志师父の経文:『米国東部法会での説法』

 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/10/30/376066.html)
 
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