【慶祝513】大きな夢に向かって歩む若者
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文/湖南省の大法弟子

 【明慧日本2019年1月19日】私と妻、そして双子の弟夫婦の私達4人はごく普通の若者ですが、この時代においては、また一方では一般的ではないとも言えます。なぜなら、私達は80年代、90年代に生まれた若者の楽しみと悩みをかかえていると同時に、多くの若者が持ってない超然(ちょうぜん・世俗的な物事にこだわらず、そこから抜け出ているさま)的な一面を持ち、夢を持っているからです。そしてそれは、私達がこの世の中で最も大切な宝物である法輪大法を修煉しているからです。

 双子の兄弟の芸術家としての夢

 私は80年代に生まれ、幼い頃から芸術家になりたいという夢を持っていました。普通子供のときの夢は成長すると共に変化しますが、幸なことに芸術を追求することにおいて、私にはずっと同じ夢を持つ双子の弟がいて、それほど難しくは感じませんでした。幼少の頃の私は村で少し名が知られており、子供の心で感じたものや目で見たものを描く画家の卵でした。また縁に恵まれ、名が知られた芸術家のA先生に出会い、私達兄弟は本格的に絵画を学びはじめました。私は西洋画、素描、水粉画、油絵を学び、弟は中国画と書画を学び、さらに一緒に彫刻も学びました。

 私は幼い頃から体質が弱くて多くの病があり、1日中元気がなく、病気でいつも気持ちが晴れ晴れしない状態でした。中学校に入ってからはさらに頭痛を患い、性格も内向的になり、年の割には老けて見えました。その後、昼夜を問わず眠れなくなり、少しずつ痩せていき骨と皮だけになり、めまいがし、ひどいときには歩く時も手で壁を支えないと歩けませんでした。十数歳のとき、鎮の病院で半月間点滴をしましたが、医者はなんの病気か診断できませんでした。お金がなくて退院する時にも歩くことが出来ず、両親に背負われて家に帰りました。

 年齢が大きくなるにつれて心理的なプレッシャーがどんどん大きくなり、睡眠もろくに取れなくなりました。ときには一晩中眠れず、20歳の頃には皮で骨を包んだように痩せこけていました。顔色は黄褐色で、結婚適齢期になってから三十数回もお見合いしましたが、全て失敗して自信を失い、それがもとで命を断つことも考えました。

 転院から退院までの不思議な出来事

 2008年、絵画を学んでいる間、私達兄弟を教えていたA先生が腰椎骨増殖症のため、現地の病院に入院し、私達兄弟は病院でA先生の面倒をみました。7日後、病状が酷くなってA先生は歩くことが出来なくなり、ただベッドに横になっているだけでした。その日の午後、主治医に「あなたのような状況は、手術をしても回復の見込みがうすく、後半生は車椅子で過ごす可能性が高い」と言われ、しかたなく、私達は翌朝一番でA先生を市の病院へ転院させようとしました。

 ちょうどその日の午後、病室にA先生の2人の友人がやって来ました。話の中で彼らが法輪功をやっていることを知りました。彼らは私達に法輪功の実態を教えてくれました。なるほど、法輪功は江沢民に迫害され、天安門焼身自殺事件は偽りであることがわかりました。さらに、病気治療と健康増進に素晴らしい効果があることも嘘ではないとわかりました。直接、これらの話を聞いていなかったら信じがたいことでした。

 その2人の友人はA先生に誠心誠意に「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」と念ずれば、病気が治ると教えました。その後、起こったことは皆をびっくりさせました。A先生の青白い顔が赤味を帯びてきて、数分後にはなんと自分で起き上がって座ることが出来ました。その前はトイレに行くにも人に支えられて歩き、また肩掛けをかけないといけませんでした。しかし十数分後にはトイレに行きたいと言って、自分1人でゆっくりとベッドから下りて立ち、両手で腰を支えながらゆっくりとトレイに向かって歩いていきました。私達はみな彼を囲んでトイレに行きました。A先生はしゃがんでは立ち上がり、それを何回か繰り返しました。そして、笑顔で腰を触りながら興奮して「腰が痛くない、本当に不思議だ」と言いました。

 私は無言になり、皆が驚きました。こうして30分後にA先生は回復しました。本来なら翌日転院する予定でしたが、すぐに退院することになりました。

 A先生の回復の様子を私は最初から最後まで見ていましたが、無神論の根が深く、このことを重く見ず、迷信だと思い、心の中で嘲笑していました。

 その後、弟は大法の創始者・李洪志先生の著作『轉法輪』を読む機会があり、弟の世界観や人生観は徹底的に変わり、人生の意義と価値がわかり、思想が広くなり、書画と中国画のレベルも大いに向上しました。毎日忙しい中で充実した日々を送り、仕事にしっかりと責任を持ち、再び淡水の中の浮き草のように波に任せ流れのままに漂うことがなくなり、若者特有の苦悩する日々から抜け出しました。現在の弟は上品で品格があり、よい生活を送っています。

 人生の観念を変える

 弟が良い方向へ変化するに従い、私は自分の過去を振り返ってみて、やっと人生の基点がすべて間違っていたのに気づきました。ただ自分に多すぎる煩悩が心の痛みをもたらすだけで、社会や他人に有益になることはなおさらあり得ないことでした。児童期の画家の夢はまだ純粋でしたが、年齢が増すに従い私心がますます大きくなり、それに社会上のよくない影響も多くありました。例えば、拝金主義、物欲主義、ポルノ、映画、インターネット、ゲームなどに影響されて、私もこの汚れた環境の中で次第に悪くなっていきました。そこで、画家になるために自分が少々悪くなっても構わないという口実をつけ、それでも構わないと考えていました。

 私は弟と同様に人生に対する観念を変えようと思いました。2010年に私は大法のすべての書籍とインターネット上の情報を読みました。また『蔵字石』と『法輪大法が広く世界に広まる』を読み、江沢民集団の虚言と法輪功学習者に対する迫害を理解しました。その時から不思議なことに、私の体は少しずつ好転し始め、ひ弱な人間から現在の生き生きとした才能のある青年へと変わり始めました。

 観念の変化、心性と道徳の向上に伴い、長年の失眠の状態が良くなり、ひどかった頭痛や鼻炎なども治りました。以前は寡黙(かもく・言葉数が少ないこと)だったため結婚相手を探すことが難しく、お見合いしても次から次へと失敗し、心身ともに大きな打撃を受けました。しかし、法輪大法は私に人生の楽しみを見つけさせ、人生の本当の目的を分からせてくれました。そのため私は考え方や心情も変わり大きく広くなりました。結婚問題も自然に解決でき、自分の家庭を持つようになり、家や車も持てるようになりました。

 妻は「大金を積まれても 受け取らない」ことに感服する

 私の妻は90年代の生まれで、大法を学ぶ前には、90年代生まれの女性が持っている多くの悪い習慣がありました。例えば、ネットバーに入りびたり酒を飲み、たまにビンロウ(噛みタバコに似た使われ方をし、最後にガムのように噛み残った繊維質を吐き出す。しばらくすると軽い興奮・酩酊感が得られる)噛み、家事をせず遊び回り、携帯電話から離れることができず、テレビを見ることが好きで、毎日昼の食事時間まで寝ていて体は太っており、顔にはたくさんのソバカスがありました。そんな妻は20歳にならないうちに、身体にたくさんの問題が出ました。最も厳しかったのは多嚢胞性卵巣症候群(卵巣に小さな卵胞が連なって詰まり、排卵に障害をきたす病気)を患い、漢方薬や西洋薬でも治療し難い状況でした。学校に通う間、妻は約2万元を治療に費やし、仕事を始めてからはすべての給料を薬の購入に費やし、それでもたりずに家のお金までも使いました。

 義理の母の実家から遠くない所に、医術が非常に素晴らしい年配の婦人科の医師がいました。彼女は大法修煉者で70歳くらいですが、40代に見えます。妻が女性医師に病状を説明すると、治ると言われ、同時に妻に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心から念じるようにと言われました。さらに女性医師は日常生活において、いかに心の状態を正すかも教えました。この医師は妻のために大いに心をくだき教えましたが、診察料金は一切受け取りませんでした。しかし薬が出されたのを見た妻は本当に薬を飲むことをおそれ、1粒の薬さえも再び飲みたくありませんでした。その医師は妻のこの様子を見て、妻を連れて岳陽に行きました。

 岳陽に行く途中で妻は40歳過ぎに見えるおじさんに出会いました。そのおじさんは妻に「お嬢さん、あなたは表面から大法を理解したばかりだが、もしあなたの悟性が高ければ、しばらく学ぶともう大金を積まれても、受け取らないだろう。あなたはもう絶対にそうなるよ」と言いました。当時、妻は非常に驚き、「大法はこれほど素晴らしいものなのか? 大金を見ても受け取らないのか? 今の人は誰もが名利を求めているではないか?」と思いました。そして妻は彼が語った大法をいち早く知りたくなりました。

 その後、その医師は妻を連れて1人の大法修煉者の家に行きました。その修煉者が妻に与えた初めての印象は親切で、穏やかで、以前から知っているような感じがしたといいます。彼は妻に法輪功について語り、自らの体験を語りました。妻は法輪功を学んでいる人が皆これほど善良で、真心で人に接するのをみて、妻も法輪功を学ぶことに決めました。

 帰り道で、年配の婦人科医師は暗唱していた李洪志先生の詩『洪吟』の中の詩、「人を做す」を妻に聞かせました。

    「人を做す」

 名を為る者は氣恨むこと終生
 利を為る者は六親を識らず
 情を為る者は自ら煩悩を尋ね
 苦しく闘い相って業を造ること一生
 名を求めざれば悠悠自得
 利を重んぜざるは仁義之士
 情に動かざれば心清らかに欲寡し
 身を善く修すれば徳を積むこと一世

 その時、妻はあのおじさんがいった言葉「大金を積まれても 受け取らない」を少し理解できたと感じました。

 2014年5月13日から妻は『轉法輪』を学び初め、法輪功の煉功を通じて、人としての道理や人生の真の意義がだんだんとわかり、さらに病気にかかる根本的な原因や人と人の間のトラブルはどうやって生じたかをはっきりと理解できるようになりました。そして徐々に世界観が変わり、大法の素晴らしさを目にしました。

 修煉して20日も経たないうちに、妻の長年の婦人病が不思議に治りました。また少しずつ痩せてきて、顔のソバカスも少しずつ減りました。その間、化粧品を使わず、薬も飲みませんでした。彼女の良くない習慣も少しずつ良くなり、家事もするようになり、時には十数人の食事を用意することもでき、心根が優しくなり、名利を追求する心も以前よりずっと淡白になりました。

 妻と同じく、弟の嫁も90年代生まれです。最初は母との関係が少し緊張しており、すぐに怒り出し、また他人といつも比較していました。大法を学んでからは法輪大法の基準で自分に要求し、今では淡々とみることができます。彼らにはまた可愛い子供が生まれ、我が家にたくさんの喜びや楽しみを増やしてくれました。彼らの小さな家庭にも多くの喜びや愛情をもたらしてくれました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/5/21/327543.html)
 
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