雲南治水専門家が収監され 家族と2年間面会禁止
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 【明慧日本2019年2月20日】雲南省嵩明県元水務局灌区管理局の副局長で、治水専門家であった王正礼さん(54)は、2015年に住民に神韻DVDを配ったというだけで懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡され、雲南省第一刑務所に収監され、残酷な迫害を受けている。

 2018年4月から刑務所の警官らの移動があり、それ以来、王さんは家族との面会をずっと禁止されている。その理由は転向の意志が全く無く、「三書」を書かないことだという。家族との面会は2018年4月27日が最後である。

 王正礼さんは元嵩明県水務局灌区管理局の副局長で、技術者の中堅であり、嵩明県と国から治水業界の栄誉称号を受けた。かつて、王さんは重病に罹り、特に高血圧で常に目まいを起こし、意識不明になったこともしばしばあった。法輪功を学んで1週間後、大量の水を手に持って、階段を上ることができるようになった。王さんは法輪功は人の道徳性も高めることができることを知り、人生に明るい未来が見えたため、迫害に直面しているにもかかわらず、法輪功の修煉を堅持していた。

 王さんの仕事は工事などにかかわっており、こういう仕事は中国では多くの暗黙のルールがあり、業者から宴会に招待されたり、お土産や謝礼などを受け取ることは日常茶飯事である。しかし、法輪功を修煉した後、王さんはそれらの招待やお土産や謝礼などを受け取ることをすべて断った。謝礼や招待を受け取ってもらえないと逆に不安になる相手もおり、これらの人に対して、王さんは謝礼を受け取って一時保管し、工事が終わった後、相手に返すようにしていた。王さんが立派な仕事をしていたことは部署で公認されて、ほぼ毎年優秀者として選ばれていた。

 2014年8月16日、王さんは他の3人の学習者と共に、神韻公演のDVDを配布しただけで不当に連行された。2015年4月に裁判が行われ、同年5月に懲役7年6カ月の判決を下され、雲南省第一刑務所に収監された。

 2018年4月、王さんが居る管理区の警官らの移動により、労働に行く時に「犯人の誰々が出勤します」と自己の名前の前に「犯人」の二文字を付けるようにと強要された。王さんはそれを拒否したため、2018年5月から家族との面会の権利を剥奪されてしまった。

 雲南省第一刑務所に収監された法輪功学習者達は、刑務所に入った途端にすぐ隔離され、独房に閉じ込められ、法輪功を放棄するように強要された。放棄しない学習者達は口汚く罵られ、酷く殴打され、虐待され、拷問される。これらの迫害は雲南省610弁公室の人員らが直接指示しているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/2/12/382652.html)
 
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