山東某地で二十数人の学習者が連行された際の教訓
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年3月14日】過去数年間、山東省某地区で同じ時間帯に13カ所の法輪功学習者たちのそれぞれの自宅で、一斉に不当に家宅捜索が行われ、13人の学習者が連行され、ひどく迫害された事件が起き、非常に大きな損害を受けました。これらの事件はすべて学習者たちの電話が盗聴されて引き起こされたことが、事件後にわかりました。

 携帯電話の安全性について 再検討を促す

 今年、同じ地区で、地元公安局の610弁公室、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)などの部署は法輪功学習者に対して電話の盗聴を行い、尾行し、居場所を特定するなどの手段で、同じ時間帯に一斉に二十数人の法輪功学習者に対して、不当な家宅捜索を行い、連行しました。

 そのうちのある学習者の家から不当な家宅捜索で押収された私物品が、大型プリンターが6、7台、小型プリンターが2台(T50やP50型等)、ノートパソコンが2台、紙カッターが2台、『轉法輪』の書籍が1箱、法輪功の書籍が1セット、『共産主義の究極の目的』の書籍が数箱、『九評』の書籍が数箱、真相雑誌が約1000冊、真相DVDが数百枚、真相カレンダーが2箱、多額の現金(金額不詳)、そしてA4プリント用紙などが三十数箱ありました。

 大法弟子が迫害される前、ある同修の話によれば、一時期、一部の年配の同修は電話をするときに、お互いに他の関係する同修の本名で、「某さんがあなたの必要なものを持っています、某さん、王さん、李さんに連絡してください」と言っていたそうです。その後、これらの同修は仕方なく引越しせざるをえなくなりました。

 我々多くの同修は実名で法輪功迫害の首謀者の江沢民を告訴し、同修たちの情報はみな公安局に登録されています。公安局は電話のアドレスから他の同修の連絡先を見つ出すことが簡単にできます。知らないうちに悪人の手助けをし、広範囲で他の同修に対しても電話が盗聴され、尾行され、居場所を特定されるなど、結果的に連行される条件を提供してしまいました。

 電話の盗聴に関して、ここで常人の中での実例をあげます。2人の常人夫婦は離婚した後、元妻は、車内で他人との会話内容が、元夫にすべてわかったと気づきました。そこで、彼女は車に盗聴器発見機を設置してみると、車内に盗聴設備が設置されていることがわかりました。

 私は同修たちに上の例のように常人にでも簡単にできることなら、ましてやプロの警官らはどんな手を使ってでも証拠を集めるということに、今一度、注意してほしいと思います。

 言ってはいけないことを言わない

 一部の迫害された同修は、警官からの残酷な迫害に耐えきれず、あるいは、警官からの何らかの誘惑やまた騙されていることにも気づかず、言ってはいけないことまで言ってしまいました。

 例えば、警官らは電話を盗聴したり、尾行したりした事例の時間や場所などを探し出し、不当に拘束した学習者に、「聞いてください、某某さんが教えてくれましたよ。あなたがいつ某某さんに何を言ったか、どこへ行ったなど、あなた達がやったことは某某さんにすべて教えてもらいました。あなたも言わなければ、罪が重くなるだけですよ」と学習者をそそのかしました。警官はこのようなあくどい手段で、同修たちを騙したり、脅かしたりしました。

 当時、同修は真偽を見分けることができず、自分の電話を盗聴されたことや、自分あるいは同修が尾行されたこともわからず、何でもしゃべってしまうかもしれません。そうすると、警官らが作った罠にまんまとはまってしまうかもしれません。そして、言えば言うほど警官らを助けることになり、自分や他の同修たちへの迫害の証拠を提供しました。

 大勢の法輪功学習者のために無罪弁護をしていた弁護士は、迫害された同修の資料を見て、我々に「あなた達の仲間は刑務所で何でもしゃべり、今回の件と全く関係のない数年前のことまでしゃべりました。彼は別の学習者のことを告発し、彼女はまた別の仲間のことを告発し、そして終いには、彼女は彼のことまで告発することになりました」と言いました。

 弁護士は迫害の当初を振り返り、「当初の頃、ある学習者が肋骨の骨が折れるほど迫害されても、一言も漏らしませんでした。結局、何も問われず一カ月後に釈放されました」と言いました。

 アドバイス

 あなたの安全及び他の同修の安全のために、下記のいくつかのアドバイスを参考にして下さい。

  • 同修の家に行くときにはどんな時でも、必ず携帯電話を持ち込まない。できれば自分の口で伝える。条件が備わっている同修は、内部のウェブサイトでメールアドレスを作成することができても、メールではっきりとした詳細をできるだけ書かない。

  • 大法のプロジェクトに言及するものは、家やバスの中で話すのを避ける。

  • 自分が知らない同修のことまで、聞き出すことをしない。

  • 参与していない資料やプロジェクトに関することに対して聞き出さない。

  • 明慧ネットに掲載されている同修の「中国の同修への注意喚起、必要な安全措置を取り、安全に注意しましょう」という文章をできるだけ読むことを提案したい。

 ここで一言、「同修の携帯電話の安全性の問題や、他の安全措置への注意不足に関する問題」について注意を喚起したいと思います。あなた自身の安全のためにも、また、同修たちの安全のためにも、安全性の問題について重視しましょう! そして、条件が備わっている同修は、明慧ネットで見る機会がない同修たちに、安全対策についての詳細を具体的に伝えて下さい。

 大法に従わないところがありましたら、是非ご指摘ください!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/12/9/378170.html)
 
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