【明慧日本2019年4月8日】米国と台湾が初めて共同で主催した「インド・太平洋における宗教の自由を守る公民社会への対話」が、2019年3月12日より行われた。当会議は2018年米国・国務院が、ワシントンで初めて主催した「宗教を信仰する自由を促進する」閣僚級会議を継続するもので、7人の法輪功学習者が代表で招かれ参加した。会議の中で米国の世界信教の自由大使や、会議に出席した全ての代表者に、中国共産党による法輪功に対する未だかつてない迫害政策を詳細に述べた。大多数の来賓者も中国共産党が残酷に法輪功学習者を迫害することに対して、関心を寄せている。
米国務省の世界信教の自由(International Religious Freedom)のサム・ブラウンバック特使は11日、新唐人テレビ局を通して、迫害されている法輪功学習者が希望を持つように励ました。特使は「魂は堅持するためにきらめいている。地球上にたくさんの試練があるが、希望を持ち諦めないで、あなた方の信条を持続し実践してください。あなた達は歴史の正しい側に立っており、法輪功を行う権利があります」と述べた。
米国務省のサム・ブラウンバック世界信教の自由特使は12日、「中国共産党は人権を無視したこの迫害状況を改めなければ、米国は制裁をとることができ、さらには一部の官吏に対して制裁を出すことが出来る。このことを彼らが警告と受け止めるように我々は望んでいる。個別の者が悪事を働くことに対しては、後で制裁される」と言及した。
宗教の自由報道の理事長「国際団体組織は法輪功と共に行動する」
法輪功学習者が長期にわたり中国共産党による迫害や、さらには生体臓器狩りの被害者になっていることに言及した。信教の自由報道のグレッグ・ミッチェル理事長は「今こそ迫害を停止させる時です。このような事が1日発生しただけでも、あり得ないことなのに、なんと20年も続いているのです」と言った。
グレッグ・ミッチェル理事長は「米国務省の世界信教の自由のサム・ブラウンバック特使は、法輪功とその他の中国で迫害されている信仰をもつ人々が、共に一致団結して共通の呼びかけを出し、迫害を停止させるように提案します」と言った。
今年3月4日、チベット人、ウイグル族、キリスト教徒と法輪功学習者を含めた、10余りの宗教団体と人権団体は米国で「中国での宗教を信仰する自由を促進する連盟」を設立した。
グレッグ・ミッチェル理事長は「法輪功学習者は連盟の主要なメンバーで、我々は共に努力します。それ以外にも、まだたくさんの国際人権団体や非政府機関、信仰をもつ人々がいますが、法輪功学習者と共に立ち上がり、協力し、中国での迫害行為をどのように制止するかを考えましょう。我々は、中国共産党およびあれらの中国共産党と商売をする企業へ圧力をかけることが出来るかどうか、大きな圧力を加えて中国での宗教を信仰する自由を推進することが出来るかどうかを考えます」と表明した。
保守党の人権指導者の米大使「法輪功が迫害されていることに言及したのは重大な意義があります」
米国務省の世界信教の自由のサム・ブラウンバック特使は、法輪功が20年にわたり、迫害さていることを香港で初めて言及した。全世界の世界キリスト教連帯(CSW)東アジア部門を代表して、今回の会議に参与したイギリス保守党人権委員会のベネディクト・ロジャース副主席は「米国務省の世界信教の自由を担当する最高の官吏が言及したことは、重大な意義があります」と述べた。
「サム・ブラウンバック特使 がこの議題を出したことをとても嬉しく思います。私はネットでサム・ブラウンバック特使の演説を聞きましたが、とても重要な情報を伝えていると思いました。中国共産党は信仰をもつ人々に対して宣戦し、法輪功学習者だけでなく、キリスト教徒、ウイグル族、チベット人などの大勢の人々がいます。サム・ブラウンバック特使が強力な立場で表明したことに、私は本当にとても嬉しく思います。彼はまた生体臓器狩りにも言及していました」とロジャース副主席は述べた。
台湾で主催した「インド・太平洋における信教の自由を守る公民社会対話」でロジャース副主席は、「私は中国共産党に対して最も重要なことは、信仰をもつ人々に対する迫害を停止することだと思います。文化大革命の後、信仰をもつ中国人は最も酷い弾圧に直面してきました。法輪功学習者、キリスト教徒、チベット人などみなそうです」。続けて「今こそ迫害を停止させる時です!」と述べた。
米の牧師「中国共産党が法輪功を迫害したことは大きな代価となるでしょう」
「中国に援助する協会」の主席で米国の国籍を持つ華人の傅希秋牧師は「キリスト教徒の牧師として、またいろいろな事実でも分かりますが、中国共産党が政権をとった70年以降、各種の宗教信仰に対する迫害は今まで止まったことがありません。1999年7.20以降、法輪功に対する迫害が始まり、20年間も止まることなく続き、その迫害の人数にしろ、悪さにしろ、その全貌はもっとも厳しい状態にあります」と述べた。
「中国共産党による法輪功に対する迫害は全部署に渡り計画的なものです。中国共産党は70年以降、信仰をもつ人々に対して、少しも容赦することなく酷く踏みにじりました。中国には宗教を信仰する自由はありませんが、少なくとも五大宗教は容認するとしています。しかしながら、法輪功対しては最も基本的な信仰の自由すらもありません。これは中国共産党の20年間の最大な恥です。未来に必ずやこのことで大きな代価を払うことになるでしょう」と傅希秋牧師は述べた。
台湾法輪功人権弁護士団のスポークスマン「共に声を上げるのは中国共産党に対して、最も力強い抗議になります」
中国共産党が残酷に法輪功を迫害することが20年にも及ぶことについて、台湾の法輪功人権弁護士団のスポークスマンで朱婉琪人権弁護士は「中国共産党が法輪功に対する最も厳しい迫害を停止しなければ、中国人が本当の自由を得ることはないことを、ほとんどの国際社会の人権団体や各国政府は知っています」と述べた。
朱婉琪人権弁護士は「今回のインド・太平洋宗教の自由会議に参与した代表者は、法輪功学習者の迫害情況を聞き、中国共産党による法輪功への残酷な迫害を理解することが出来ました。この迫害を必ず続けて暴露していけば、中国共産党に対する強大な圧力になると思います。そして欧米政府や各信仰団体が共に声を上げ、迫害を停止するように中国共産党に強く求めます」と述べた。
朱婉琪人権弁護士は「全世界の普遍的な価値を支持する団体と共に声を上げることは、中国共産党が普遍的価値に違反することに対しての最も力強い抗議になります。また欧米とアジア社会の関心をも引き起こすことが出来ます」と強調した。
簡鴻章氏「国際社会の中で正義の力が迅速に拡大し、強大になっています」
香港法輪功学会スポークスマンの簡鴻章氏が「各方面の人々との交流を通して、中国共産党が香港の法輪功に対して、各種の抑圧と妨害を国際プラットフォームの中にも反映していると聞きました。会議の中からも見えますように、国際社会の中で正義の力が形成されており、中国共産党の迫害に反対する大潮流が迅速に拡大し、強大になっています。近い将来、中国の国民の努力と国際上の支持を通して、必ずや中国共産党による法輪功に対する残忍な迫害や、中国人民に対する残虐な迫害を終わらせることができると固く信じています」と述べた。