【明慧日本2019年5月10日】山東省日照市中級裁判所は2019年3月28日、秘密裏に開廷し、法輪功学習者・公華さん、孫平さんの控訴した案件に対して、原判決を維持するものとした。公さんは懲役3年の実刑判決と罰金8千元(およそ14万円)を科され、孫さんは懲役2年の実刑判決と罰金5千元(およそ8万円)を科され、それぞれに不当な判決を宣告された。
公さんは日照市裕華機械工場の従業員で、2018年2月2日、3日の2日間、日照市公安局東港支局の国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは相次いで公さん、孫さんなど8人の学習者たちを連行し、日照市留置場に拘禁した。
2018年3月9日、公さん、孫さん、屈正蓉さんの3人は東港区検察庁により逮捕状を交付され、日照市留置場に拘禁され続けた。他の5人は3千元(およそ5万円)を強要されて、その後「一時出所」に変更され、家に戻された。
同年6月8日、東港区検察庁は本案件を当時、学習者を連行した東港支局の国家安全保衛部門に差し戻した。その後、この案件はまた五蓮県検察庁に移送され、2018年9月20日、五蓮県検察庁は再び本案件を東港区支局の国家安全保衛部門に差し戻した。
10月18日、五蓮県検察庁は学習者・孫平さん、公華さん、王延周さん、姚勇林さん、屈正蓉さん、屈正華さんの6人を五蓮県裁判所に起訴した。
2018年11月29日と2019年1月8日、五蓮裁判所は2回開廷した。2019年1月15日の一審判決では、公さん、屈正蓉さんには懲役3年の実刑判決と罰金8千元、孫さんには懲役2年の実刑判決と罰金5千元、王さんには懲役1年の実刑判決、執行猶予1年と罰金5千元、姚さんには罰金3千元、屈正華さんには罰金2千元の判決を言い渡した。
公さんと孫さんは判決を不服として北京の弁護士を雇い、日照市中級裁判所に控訴し、「公開で開廷することや無罪判決であること、直ちに学習者を解放すること」などを求めた。
2019年3月28日、日照市中級裁判所は秘密裏に開廷し、公さん、孫さんの控訴に対し、原判決を維持するものとした。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)