【明慧日本2019年3月9日】山東省臨沂(りんぎ)市蘭山区の法輪功学習者・李家芳さん(38歳女性)は留置場に拘禁され、迫害により健康状態がかなり悪化していたが、2019年1月15日、歩行が困難であるため警官らに持ち上げるように支えられて入廷させられ、判決を受け、懲役4年の実刑判決を下された。判決に対して、李さんの家族は控訴すると明言した。
李さんは品性も良く勉強もよくでき、大学受験ではトップの成績で進学した。1999年、李さんは大学を卒業し、中国の石油天然ガス会社の中国石油天然気集団公司に属している遼河油田に就職した。そのとき、李さんはすでに法輪功を学んでおり、真・善・忍に従って自分に要求し、より良い人になるよう努力してきた。
しかし、その年の1999年7.20から、江沢民は法輪功への迫害を開始した。李さんは迫害を停止すように北京に陳情に行ったが、当局の警官らに連行され、労働教養処分3年を下された。李さんは労働教養所で様々な拷問を受け、会社からも強制的に解雇された。しかし、頭がよく、勉強もできる李さんは出所した後、ほかの会社に就職して真面目に仕事をやり、管理職についた。
2018年5月23日夜9時ごろ、臨沂市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官ら数人が突然、李さんの家にやって来てドアをこじ開けて、不当に侵入した。警官らは1人で家にいる李さんを連行し、家宅捜索を行い、李さんの家にあるパソコン、プリンター、キャッシュカード、法輪功関連書籍などの私物を押収した。
警官らは李さんを連行したことを李さんの家族に、知らせていなかった。数日後、家族は李さんと連絡が取れず心配して、110番通報した。それでやっと、李さんが連行されたことを知った。
連行された李さんは臨沂市蘭山区洗脳班に送られ、27日の間強制的に洗脳の迫害を受けた後、臨沂市留置場に移送され、ここで8カ月間拘禁された。その間、公安局が李さんを陥れようとして案件を検察庁に渡したが、2回も「証拠不足」で差し戻された。しかし、それでも公安局が李さんを解放せず、李さんに罪を被せるために、いわゆる「証拠」の収集を続けた。
8カ月間留置場で迫害を受けた李さんの健康状態は悪化して、出廷できない状態だったが、警官らによって、無理やり体を持ち上げ支えられて法廷に運ばれた。
裁判で公安局の裏工作で、「敏感案件だ」という理由で弁護士の弁論を妨害し、家族の傍聴をも許さなかったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)