文/海外の大法弟子
【明慧日本2019年5月27日】ネオンが煌めき、煌々と照らされて賑わうラスベガス・ストリートには、世界各地の豪華で華麗な建築形式の建物が立ち並び、中にはイタリアの古都ベネチア、ローマのシーザーパレス、パリのエッフェル塔、ニューヨーク州のニューヨーク市の町、また、著名なベラージオホテル、それに雄大なスケールの噴水ショーや火山ショー等々があります。ラスベガスを訪れると,まるで世界一周旅行をした気分になります。この町は昼も夜も、世界各地の無数の観光客を引き付けています。
夕方、ラスベガス・ストリートの一角にある特別な風景はまた観光客に興を添えています。火山噴火ショーの付近で、私達ラスベガスの大法弟子は三退を勧めるブースを設置して、長年、中国の観光客を対象に真相を伝えています。そのブースで毎年真相を聴き、自ら進んで三退した人数は1万人近くいます。そこでは、世界中の異なる国、異なる民族の観光客にも法輪功の資料を提供しています。西洋人観光客がよくブースに向けて親指を立てて、賛同してくれます。観光客の中で、中国共産党政府が大法弟子の臓器を強制摘出して売買している犯行を知り、驚きを隠しきれない人もいれば、憤りで大声を上げて叫ぶ人もいました、人々は信じがたいこの事実に戸惑いました。また、様々な人種の観光客が真相のナレーションを聴き、自らブースに資料を求めて立ち寄り、私達に情報を提供する人もいました。
去年、神韻芸術団がラスベガス公演を終えて間もなく、ラスベガス・ストリートにあるセキュリティ会社に勤めている男性がブースに来て、経験したことを教えてくれました。その男性は「今の職場の前任者が突然亡くなったため、私がその仕事を受け継ぎました。そして、その前任者が私の夢に現れて、神韻公演のチラシが彼を救ってくれたと私に告げました。今所属しているセキュリティ会社ではすべての印刷物は一切お断りするという規定があります。しかし、神韻芸術団のボランティアの方が前任者に公演のチラシを配ったところ、前任者が受け取りました。そして、その前任者が亡くなりました。人間が亡くなれば、地獄に行く可能性もありますが、前任者はチラシを受取ったお蔭で、良い最後を得ることが出来たのでした」と話してくれました。この職員は、自分と前任者は全く知らない者同士なのですが、前任者が夢枕に立ったためこの事を知ったと補足しました。彼は自分が実際に経験したこの件について大いに震撼させられ、興奮の気持ちを抑えきれず、同修達にその話を教えにきてくれました。
神韻が世人を救うことは知っていますが、しかし、チラシ1枚が、これほどの威力があるとは思いませんでした、この話を聴いて私も大いに震撼させられました。
ある日、一組の中国人カップルがブースの前を通りかかり、男性は同修が配った真相資料を受取った後に、すぐ地面に叩きつけて、捨てました。同修は資料を拾って、彼に資料を捨てた原因を尋ねましたが、彼は「要らないと言ったら要らない」と返事をして、その場を去ろうとしました。その時、私はセキュリティ会社のあの男性職員の話を思い出して、駆け足でそのカップルに追いつき、真相資料を渡しながら「この資料を受取ったら、報われるかもしれないよ」と声を掛けました、するとカップルの男性が「あなた達は法輪功ですか?」と尋ねました。「はい、そうです」と私は答えると、彼は態度を一変させて、穏やかな表情に変わり、法輪功の資料とは知らずに、何か他のビラだと思ったと言いました。そのカップルは先を急いでいるようだったので、これ以上引き留めませんでしたが、しかし、そのカップルはブースに戻ってきました。彼らの分かっている一面が引き返させたと思いました。そのカップルは三退の真相を聴き、三退に賛同してくれました。
ブースを通じて、たくさんの人々が真相を知ることが出来ましたが、しかし、中国の観光客の中にはまだ資料の受け取りを拒否し、三退を拒否しているものが大勢います。また、甚だしきに至っては、同修の手に唾を吐く者や、同修目がけてぶつかってくる者もおり、様々な人間がいます。中国の観光客の口汚い罵りや、不正行為に対し、同修達は大いなる寛容と慈悲心で、全力を尽くして真相を伝え、互いに黙々と協調し合い、衆生を救っています。私達は真相を拒否している世人が真相を知り、自分の観念に固執した挙げ句、救われる機縁を失ってしまうような結果にならないように切実に願っています。