夫の解放を求めた王淑華さんに 懲役9年の実刑
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 【明慧日本2019年5月30日】吉林省松原市の法輪功学習者・王淑華さんは夫の李国軍さんの解放を求めるため、姉の王淑芬さんと一緒に民康路派出所に行ったが、その場で連行された。そして、2017年12月末に、王淑華さんは逮捕令状を出された。その後、王淑華さんは懲役9年の実刑判決を宣告された。

 王淑華さんの夫・李さんは2017年に長春市へ行き、仕事を探した。その10日後の9月13日、長春市民康路派出所の警官ら6~7人が突然、南関区西四道街宏達小区の3棟の家に不当に侵入した。それは法輪功学習者・劉慶傑さんの借家だった。警官らは帰宅したばかりの劉さんを連行し、来訪者の李さんをキッチンまで連れて行って顔を殴った。すぐに李さんの右目と顔から出血し、血でズボンが染まり、地面にも飛び散った。そして、李さんも連行された。

 李さんと連絡が取れなくなった家族は数日間探したところ、李さんは長春市新康刑務所病院にいることがわかったが、面会を許されなかった。そのため、家族は弁護士に依頼した。弁護士は李さんと面会し、李さんが警官らから暴力を振るわれて、骨折したことを知った。しかし、警官らは暴力を振ったことを隠すため、李さんに逮捕令状を出して、しかも、事実と違った証拠を捏造までして罪を被せた。そして現在、劉さんを第三留置場に拘禁したままでいる。

 王淑華さんは姉の王淑芬さんと一緒に、2017年10月12日午前中に民康路派出所へ行き、李さんの解放を求めたが、その場で共に連行された。13日夕方6時に姉の王淑芬さんは解放されたが、王淑華さんは12月末に逮捕令状を出された。

 その後、家族が王淑華さんのために弁護士を雇った。2018年2月9日に弁護士は松原市留置場へ行き、王淑華さんと面会しようとしたが、留置場側に拒否され「松原市司法局からの必要な手続きの書類を持って来なければ、面会はできない」と言われた。そこで弁護士は司法局へ行き、留置場側の不当な行為を訴えたが、司法局は「中国共産党の党員でなければ面会はできない」と、公然と法律に背くことを言った。

 その後、王淑華さんは懲役9年の判決を言い渡され、2018年6月4日に蘭家女子刑務所に送り込まれたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/5/18/387505.html)
 
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