成都市の陳潔さんに再び懲役4年の不当判決
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 【明慧日本2019年6月5日】成都市青白江区の法輪功学習者・陳潔さん(57)は、2019年5月20日に再び懲役4年の不当な判決を宣告された。

 1999年7.20、江沢民集団による法輪功への迫害が始まって以来、陳さんは法輪功を学んでいるとの理由で、数回にわたって青白江区裁判所に不当な判決を言い渡された。1回目は2000年に身柄を拘束され、懲役3年の判決、2回目は2008年に懲役5年の判決を宣告された。

 陳さんは原川化グループに勤務し、1997年に法輪功を学び始め「真・善・忍」の教えに従って心性を向上させていた。しかし、そのために陳さんは何度も拘禁され、不当な判決を宣告された。2001年4月、青白江区裁判所に懲役3年の不当な判決を言い渡され、四川省女子刑務所に拘禁された。陳さんの幼い娘の面倒をみる人がいなくなったので、家族は大きなダメージを受けた。2007年、陳さんは人々に法輪功の無実を伝えたとの理由で、再び青白江区裁判所に懲役5年の判決を宣告された。2012年4月に四川省女子刑務所から解放されて帰宅したが、夫は迫害に耐えきれずに陳さんと離婚した。

 2018年5月16日午前、陳さんは『共産主義の最終目的』という書籍を青白江区大弯派出所の警官に配った。そのため10日間、身柄を拘束された。しかし、8日目、陳さんは刑事拘禁に変更された。12日目、陳さんの案件は青白江区検察庁に移送された。

 陳さんが連行された日、大弯派出所の警官は陳さんの自宅にあるパソコン、TF(コンビニ、代引き、ATM払いが可能)カード7、8枚、過去のカレンダー(明慧関連)数個などの私物を押収した。青白江区公安局、610弁公室、政治法律委員会(610弁公室を直轄する組織)国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は押収した電子機器およびカレンダーを証拠とし、案件を青白江区検察庁に送って、さらなる迫害を企てている。

 2019年1月、検察庁は案件を青白江区裁判所に返し、裁判所も検察庁に戻した。理由は犯罪事実の不足だという。その後、青白江区検察庁は再び案件を青白江区裁判所に提出した。

 2019年5月20日月曜日の午前11時から12時30分、成都青白江区裁判所は陳さんに開廷し、北京の弁護士・郭海躍さんは、陳さんに根拠ある強い無罪弁護をし、直ちに陳さんを解放するように要求した。

 陳さん本人も、法輪功を学ぶことは合法であること、2011年、国務院「新聞出版本署」第50号令による、法輪功書籍の出版禁止令を解除することにより、法輪功の資料を所有および配布することは合法である。刑法300条は法輪功学習者には適応しないと述べた。

 その結果、青白江区裁判所は刑法300条により陳さんに懲役4年、罰金5000元(およそ8万円)の実刑判決を宣告した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/5/24/387773.html)
 
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