王継成さん 4年近く鄭州新密刑務所で迫害され死亡
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 【明慧日本2019年6月25日】(河南省=明慧記者)河南省信陽市息県(そく-けん)の法輪功学習者の王継成さんは、2014年春潢川県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に連行され、不当に実刑判決を言い渡された。その後、鄭州新密刑務所で拘禁されて残忍な迫害を受けて危篤状態に陥り、2015年9月14日に冤罪を晴らせないまま、この世を去った。

 王さんは息県陳棚村王庄在住の法輪功学習者である。長期にわたり地元の派出所の警官に嫌がらせや、監視をされていたので、仕方なく隣の潢川県(こうせん-けん)に移り住み、人力車の仕事をした。

 2014年4月、王さんは潢川県国内安全保衛部門に連行されて実刑判決(懲役期間は不明)を下され、鄭州新密刑務所で凄まじい拷問を受けた。王さんは法輪功を誹謗中傷し、でっち上げられたビデオ録画を見ないので、刑務所の警官らは受刑者の趙世明を唆(そそのか)し、王さんを殴打させたり、転向を強要するよう仕向けさせた。2015年初めごろ、王さんは残酷な迫害により病気にかかり、病院に行く度に2人に支えられた。

 2015年春、とうとう王さんは危篤状態に陥ったため、刑務所側は王さんの家族に知らせ、王さんを家に帰らせた。王さんの息子が父親の状態を見て刑務所側に責任を追求したが、刑務所側は7000元の賠償金しか支払わなかった。

 王さんは家に帰ったあと、ずっと意識不明の状態が続き身体がよく痙攣し、痛みを訴えたるしぐさをした。しかし看病のかいもなく、2015年9月14日に冤罪を晴らせないまま、この世を去った。享年63歳であった。

 鄭州新密刑務所には1000人以上の法輪功学習者たちが拘禁されている。刑務所側は学習者に「真・善・忍」という信仰を放棄させ、転向させるために、学習者に対して洗脳をしたり、拷問を加えたり、奴隷のように朝から晩まで働かせるなどの酷い迫害手段を使った。そしてこれらの残酷な迫害により、少なくとも十数人が亡くなった。また、数人(新郷市学習者の陳友慶さん、ケイ陽市学習者の丁国営さん、淮陽県学習者の王大鵬さん、鄭州市学習者の田海順さんなど)が洗脳されて虐待され、さらに、薬物によるひどい迫害を受け、精神異常の症状が現れたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/5/22/387676.html)
 
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