【明慧日本2019年7月13日】「拷問被害者を支援する国際デー」にあたる2019年6月26日に、ドイツのデュッセルドルフおよび周辺の法輪功学習者たちは、中国領事館前で集会を開き、中国共産党による法輪功学習者に対する残忍な迫害が、20年もの長きに渡り行なわれていることを暴いた。学習者たちは残酷な迫害の真相を伝える横断幕やパネルを掲げ、法輪功を実演しながらそのそばで迫害の真相資料を配り、同時に領事館に向けて、迫害の停止を呼びかける公開状を読み上げた。
活動の中で学習者は中国領事館の官員宛の公開状を読み上げた。その内容の一部は、「人権は普遍的な価値観であり、切り離すことはできない。そのため、あなた方に緊急に呼びかける。中国共産党政権は経済の上からも政治的な利益からも、善良な罪のない中国人民を残酷に迫害し続けている。あなた方はこの政権が犯した罪悪をひっかぶってはならず、直ちにやめなさい」と注意喚起を促した。
この他にも中国領事館官員に対して「他人に対する行為は、最終的には我が身に返ってくるので、善良と正義を守らなければならない」と訴えた。そして、学習者は彼らにも素晴らしい未来が迎えられるようにと祈った。
領事館の前で警備を担当する数人の警察官がいた。学習者は彼らに「今、読み上げた内容はすべてが真実であり、調査されても構いません」と話すと、1人の警察官が「東ドイツで生活したことのある人は、この事を理解することができます。私は以前の東ドイツの時代であれば、警察官になっていないと思います」と語った。
午後からは、学習者たちは活動場所をデュッセルドルフ市の中心部に移した。ここでも、法輪功迫害の真相を伝える拠点を立ち上げ、署名活動を行なった。学習者の活動は多くの市民と警察官の支持を受け、人々は自ら学習者に迫害の真相を尋ねたあとで、署名をした。
真相拠点で名前を伏せてほしいという60歳前後の男性に出会った。彼が経営している会社は多くの人に仕事の機会を提供しているという。彼は中国へ300回以上も行っており、現ドイツ財務大臣と一緒に中国へ行ったこともあり、人権問題について議論したという。彼は学習者から渡された法輪功の真相資料を読んで、「中国は正真正銘の独裁国家です」と語った。
6月26日は真夏日で、多くの学校が休校になるほど暑かった。そんな暑い中、激しく照りつける太陽の下で、学習者たちは法輪功の実演を行なった。人々はその穏やかな雰囲気に惹き寄せられ、煉功動作を学び、法輪功について詳しく聞く人もいた。