天津の高麗娟さん 不当にも法廷で尋問を受ける
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 【明慧日本2019年7月23日】天津浜海新区裁判所は2019年6月24日に、天津の法輪功学習者・高麗娟さんに対して、不当な法廷での尋問を行なった。そして、2人の弁護士は法廷で高さんの無罪を主張した。

 これまで、浜海新区裁判所は3回も高さんに法廷で尋問を行なおうと試みたが、すべてが証拠不足のため中止となった。今回はどんな手を使ったか不明だが、検察側は数万回、あるいは十数万回の通話記録を証拠として入手し、そして、6人の証人もいると言って裁判を行なった。

 弁護士は「証拠不足の状況の中で、繰り返して証拠を取ることは3回を超えてはならない規定があり、それなのに、警察はすでに3回以上も証拠を取りました。ですから、今回のいわゆる証拠は無効のはずです。そして6人の証人だけでは、すべての電話は高さんがかけたことの証拠になりません。それに、警察側は高さんがかけたのはすべて仮想電話番号だと言っているので、電話を受けた人の電話番号とは一致しません。公安の話は自己矛盾をしているため、証拠としては成立しません」と訴えた。

 弁護士の答弁に対して、裁判長、検察側、警察側は返す言葉がなかった。

 高さんも正念を持って、正々堂々と自分の無罪を主張した。

 しかし、裁判官は依然として高さんに懲役12年の判決を下そうとした。そして、それが上層部の意思だと言った。弁護士は彼らに自分の将来のために考え直してほしいと勧めた。そして、「中国共産党の法輪功を迫害せよとの上層部の指示は、すべて法律の根拠がないもので、このような偽りの判決を下すと、将来、政策制定者は罪から逃れることができたとしても、執行者のあなた方はその罪から逃れることが出来ないので、くれぐれも熟慮してほしい」と訴えた。

 2017年12月28日、天津市公安局、そして各区の公安支局、さらにその配下の派出所からも大勢の警察官らが出動し、全市で法輪功学習者を一斉に連行した。その中には高さんを含む37人が含まれ、5人は嫌がらせや恐喝を受け、連行された学習者の殆どが家宅捜索を受けた。その結果、少なくとも14人に不当に逮捕する許可が出され、9人が法廷で尋問を受け、3人はすでに冤罪で刑務所に移送された。

 高さんが浜海新区大港勝利派出所の私服警官に連行された後、警察官らは六合里住民委員会の十数人と一緒に高さんの家に押し入り、家宅捜索をした。高さんの80代の母親は大変驚き、その後、仕方なく遠く離れた地方へ避難せざるを得なくなった。現在は、高さんの未成年者の娘1人だけが母親が無事に帰って来ることを心待ちにして家で待っている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/5/389595.html)
 
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