四川省成都市の学習者28人 同日連行される
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 【明慧日本2019年7月27日】四川省成都市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に属する各分局、派出所などの警官らは、2019年7月10日午後2時30分に同時に出動し、法輪功学習者たちの自宅に侵入したり、家宅捜索したりして、多くの学習者たちを連行した。そして、警官らは学習者たちの家の来訪者まで拘束した。

 現在、28人の学習者が連行されたことを確認できたが、まだ、新たな情報を収集中である。

 学習者6人が連行される

 7月10日午後4時ごろ、成都市金牛区の警官らは数台のパトカーで、法輪功学習者・毛坤さんの自宅に行き、不当に入室した。そして、毛さんと毛さんの家にいる郫県からきた黄素藍さん、李俊さん、張珍華さん、曹さん、もう1人の女性学習者の6人を一斉に身動きが取れないようにした。毛さんの80代の両親は家の前で大泣きしながら、「みんな、縛られた」と近隣に訴えた。

 毛さんが連行されたとき、手を板で固定され(骨折した可能性がある)、顔にはあざがあった。その後、病院に送られたという。

 警官らは午後4時30分頃から毛さんの家を家宅捜索し始め、夜中の1時30分になってやっと、立ち去ったという。

 集団学法していた9人の学習者たちが連行される

 7月10日午後、成都市北門にあるカク麗蓉さんの家で、学習者たちが集団学法していた。学法を終えた午後4時頃、学習者たちが帰宅しようとしてドアを開けた途端に、数人の警官らが現れて押し入り、ドアを締めた。その際に、1人の学習者がカクさんの家に入る所を、警官に家に押し込まれて出られないようにされた。それから、警官らは学習者たちが持っているカバンの中身を検査した。その後、カクさんの家を家宅捜索し、夜10時になっても終わらなかったという。

 警官はカクさん夫婦と学習者の7人を派出所に連行した。その中の5人だけが翌日の午後5時に解放された。この連行行為をしたのは成華区公安分局と、府青路派出所の警官らだった。

 李樹枝さんの家で5人の学習者たちが連行される

 7月10日午後2時過ぎ、成都市の法輪功学習者・成愛玲さん、朱静さん、鄭福美さん、劉二妹さんの4人は李樹枝さんの家を訪ねた。成華区跳蹬河派出所と成華区公安分局の警官らは、李さんの家にいきなり侵入して家宅捜索をして、法輪功の創始者の写真や法輪功書籍、DVD、プリンター、パソコン、DVDレコーダー、法輪功の真相資料、パソコン用の備品、携帯電話などの私物を押収した。その後、警官らは李さんと李さんの家に来ていた4人を跳蹬河派出所に連行した。派出所では李さんも含めた5人の学習者たちに、翌日の昼まで食事を全く摂らせなかった。

 当日の夜8時、警官らは鄭さんの家を家宅捜索し、パソコンと周辺の器械、法輪功書籍などを押収した。そのほかの3人の家も同じく家宅捜索された。

 7月11日午後、李さんだけが郫県留置場に送られた。ほかの学習者4人は7月12日に、解放された。

 法輪功学習者・艾朝玉さん夫婦が連行される

 7月10日午後、艾朝玉さん、劉偉さん夫婦は成華公安分局と双水碾派出所の警官らにより、家宅捜索されて連行された。艾さん夫婦の家に来ていた1人の学習者も連行された。

 警官らは3人を連行した後、艾さんの家の近くにある監視カメラの録画を持ち帰った。それは今までに、艾さん宅に来ていた人を取り調べるためだという。

 法輪功学習者・陳揖鑫さん、鄭天瓊さんたちが連行される

 7月10日午後3時半ごろ、成都市大豊区の法輪功学習者・陳揖鑫さん、鄭天瓊さんたち数人の年配者が連行され、家宅捜索された。現在、連行された学習者たちは洗脳班に拘禁されているが、洗脳班の所在地は不明である。警官らは学習者たちの家から法輪功書籍、プリンター、パソコンなどの私財を押収した。

 そのほかにも、鄧家湾に住む陳さんと娘、杜さんの3人が連行された。娘はその後、解放された。そして、西映金沙小区に在住の法輪功学習者の1人が家宅捜索された。

 今回、十数か所で同じ時間帯に一斉に連行を行ない、家宅捜索を行なった警官らの行為は、すべて計画的なものである。このような善良な学習者たちの人権を無視して連行し、信仰の自由を剥奪することは犯罪行為に等しい。そこで、一刻も早く学習者たちを解放するように、この紙面を借りて強く呼びかける!

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/14/390001.html)
 
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