米国中国問題委員会 中国の迫害制止声明発表
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 【明慧日本2019年8月5日】(米国=明慧記者・王英)法輪功迫害制止活動を始めてから2019年7月20日で、ちょうど20年目を迎えた。そこで、米国の中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)主席・ジム・マクガバン議員と、同主席・マルコ・ルビオ議員は共同声明を発表し、中国共産党の法輪功に対する迫害制止と、拘禁されている大勢の法輪功学習者たちの釈放を求めた。

'图:美国国会及行政当局中国委员会(CECC)主席麦高文议员(中)'
CECC主席・ジム・マクガバン議員(中央)


CECC主席・マルコ・ルビオ議員

 声明で「法輪功学習者は過去20年間、中国で人々を驚愕させ、全く容認できない程のひどい人権侵害を受けている。1999年7月、中国共産党政権は人々が法輪功を修煉することを禁止し、法輪功学習者を随意に拘禁して拷問で苦しめ、強制労働をさせ、解放されてからも、絶えず私生活への妨害を行なっている」

 「この痛ましい迫害を、中国共産党政権はすぐさま停止させるべきである。また、過去20年間にわたり法輪功学習者に対する人権侵害の実態を公にするためにも、国連の独立した透明性のある実態調査を受け入れるべきである」

 「我々は中国共産党政権を促し、鄭翠萍さん、左洪涛さんをはじめとして、他の法輪功学習者たちの無条件で釈放することを求める。それと同時に、国際人権基準および中国憲法の保障に基づき、すべての法輪功学習者たちを尊重し、彼らの信仰の自由とその権利を行使できるように求める」と述べた。

 鄭翠萍さんは懲役6年の不当な実刑判決を受ける

 声明の中で触れられた鄭翠萍さんは、1997年から法輪功を学び始めた。その目的は精神的なストレス解消や、不眠症の改善のためであった。法輪功を学んで間もなくこれらの病気が治り、友人との関係も改善され、家族関係も睦まじくなった。

 しかし、法輪功の普及に伴い、中国共産党の頭目・江沢民の嫉妬により、法輪功を消滅させようと企み、迫害を発動した。そして中国共産党は法輪功学習者を強制的に連行し、彼らを労働教養所に拘禁し、拷問などの耐え難い苦痛を与え、多くの善良な学習者がそのために死亡した。

 迫害が始まり、鄭さんが勤務していた会社は彼女を自宅待機するように命じた。のちに、鄭さんは洗脳班に送られて迫害された。

 また、2000年の秋、法輪功学習者・鄭さんの妹が行方不明となった。彼女は中央政府に陳情するために北京へ向かったが、その電車の中で警官らにより連行された。後になって分かったことだが、彼女の妹は陳情のために天安門広場で拘束され、懲役1年を宣告されたという。

 鄭さんは1カ月間、拘禁されたのちに釈放された。彼女は真相を伝えるために法輪功の資料を配布し、中国共産党の迫害を暴き続けた。2006年2月、真相を知らない人に通報され、鄭さんは自宅にいる所を連行され、懲役3年を宣告された。その後、2017年2月に、鄭さんはさらに懲役6年を宣告されたという。

 声明の中で触れられたもう一人の法輪功学習者・左洪涛さんは、2019年1月に、当局により懲役13年の重刑を宣告された。

 2000年、米国議会両院と行政府は中国委員会を立ち上げ、主に中国の人権問題と法治の進展状況を監視し、年に一度、米国大統領と議会に報告書を提出することになった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/24/390514.html)
 
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