文/中国の大法弟子
【明慧日本2019年8月18日】正法の進展に伴い、ますます多くの世間の現象が表面に現れています。例えば、最近の中国共産党の四面楚歌(※)は、滅亡状態にあることを表し、貿易戦争、香港の「逃亡犯条例」の改正に関して、国際の要人らに法輪功迫害を取り上げられ、中国に対する包囲網は狭められています。もちろん、これらの事は大法弟子にとっては喜ばしいことです。しかし、私たち修煉者は常に頭脳を明晰に保ち、正念で満たし、これらの世間の表面の現象においても心を動かさず、執着を放下しなけばなりません。
ここで師父の説法を引用させていただきます。
「『足りないところと言いましたが、何を指しているのでしょうか?』 師父、昨日『国連の人権組織はなぜ今のようになってしまったのでしょうか』と私に聞いた学習者がいます。アメリカが数回にわたって提出した中国の人権問題が否決され、その後それを提出する人さえいなくなりました。最後には、人権侵害のひどい政府が議長席になってしまいました。私たちが冷静に考えることができれば、時にそれが分かるようになります。正の要素がだめになったということではなく、私たちが時に行なっていることは旧勢力に隙に乗じられやすいからです。例えば、多くの人が何かを行なう時人間の考えで方法を考えています。皆さんはあらゆる方法を講じてこの迫害を終わらせようとしており、常人によってこのことを終わらせようと思っています。アメリカはなぜあの邪悪な政権をつぶさないのでしょうか、戦争を起こせばいいのにと思っている学習者がいます。また、全世界にこれほど多くの民主主義の国があるのに、なぜ声を出さないのでしょうか、国連はこの時何をしているのかと思っている学習者もいます。見た目はそうかもしれません。実は皆さんに教えますが、この中にどういうことが現れているのでしょうか? 私たちは常人に頼りすぎています。この迫害を常人によって終わらせてしまったら、大法弟子にとって何と面子がないことでしょう。つまり私たちは法を実証しておらず、迫害の中で威徳を樹立することができず、私たち大法弟子は自らの道を切り開かなかったことになります。私が既にお話しましたが、この道は未来に残すものなので、このことは非常に重要ではありませんか? そのため、旧勢力に隙に乗じられました。皆さんが常人を当てにしているので、旧勢力は常人の提案が否決されるようにしました。それでもまだ常人を当てにしていたので、常人から提案することさえできなくなるようにし、アメリカを人権組織から追い出してしまいました。それでもやはり常人を当てにしていたので、人権組織の議長に人権侵害のひどい国を選びました。私たちはこれらの教訓から更に理性的になるべきです。本当に多くのことを経験したので、これらの教訓から私たちはだんだん目覚めるようになるべきです」[1]
最近、香港の「逃亡犯条例」に反対するデモに関心を持ちすぎて、徐々に人心が浮き上がりました。学法を通して、適時に自分の不足を見つけ、この事を書き出すべきだと感じ、皆さんに注意を促せれば良いなと思います。私たちは最後になればなるほど冷静にならなければならず、急いで人を救うべきです。なぜならば、残された時間は少なく、機会もそれほど多くなく、どんなことであれ、私たちの衆生済度を妨害されてはなりません。法が世間を正す日が到来する前に、世間でいろんな現象が現れていますが、私たちはその事に気を取られてはならないだけでなく、さらに、切迫感をもって確実に衆生を救いましょう!! 邪悪要素が少なくなったからと言って油断しないように、邪悪要素が完全に取り除かれるまでは、隙に乗じてきますので、私たちは常に頭脳を明晰に保たなければなりません。実修して精進し、多くの人を速く救い、私たちの先史の誓いを果たしましょう!!
個人の悟りですので、不足があれば慈悲をもって指摘してください。
注:
[1] 李洪志師父著作:『各地での説法三』「二〇〇三年米国中部での説法」
※ 四面楚歌(しめんそか:助けがなく、まわりが敵・反対者ばかりであること)