現段階で一部の同修が色魔に妨害される原因
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年5月22日】正法は既に法が世間を正す過渡期に入りました。この最後の段階に、一部の古い修煉者は、まだ色魔に妨害され、自分の行為を把握できないことがしばしば現れています。これらの学習者はいろいろな措置を講じましたが、効果が少ないため、とても悩んでいます。中にはこの魔難に対して、仕方がない、この状態を認めようと考えている学習者もいます。この魔難を引き起こした根本的な原因は何でしょうか? どうすれば徹底的にこの魔難を乗り越えられるのでしょうか? 私の認識を皆さんと交流したいと思います。

 この状況が出てくるのは、旧勢力の作用であると認識している修煉者がいます。旧勢力は、大法弟子の体に厖大で複雑、かつ精密な機制(色欲心を生成する機制)を設けました。その機制の中に大量で邪悪な生命体があり、そして、前世や前々世で溜まった観念や業力にも利用されて、異なる時期に異なる状態を反映させ、もし本人が歴史上に旧勢力と契約したことがあれば、もっと複雑になります。この状態に対して、もっと力を尽くして発正念をし、その背後に隠れている悪い神である黒い手を徹底的に滅しなければいけません。

 それでは実際の状況はどうでしょうか? 師父の法の中から啓示を得られます。

 師父は2004年にこのような質問に回答されました。

「弟子:最近私はいつも一種の強い要素と対抗しており、これ以上続けられなくなると思い、かつてなかった心身の疲れを感じています。

 師:正念を発して黒い手を根絶してください。現在大法弟子が法を実証する中で現れた異常なこと、しかも長期的な妨害であれば、これはきっと黒い手の仕業です」 [1]

 師父は2011年に「去年のチケット販売が困難だったことの理由を皆さんは知っており、さらに一部の学習者は集まって正念を発していました。正念を発したのはもちろん、人を救うことを阻む邪悪を取り除くためであり、実は邪悪はすでにそれほど多くはありません。邪悪を取り除くのはもちろん良いことですが、たくさんの人が正念を発して作用がないのでしょうか? あります」 [2]と説かれました。

 師父は2015年に「大法弟子の正念を発することですが、正時に正念を発し、また普段、妨害に遭ったときに正念を発して妨害を根絶することができれば、もう十分です。明らかに妨害に遭ったとき、正念を発して妨害を根絶すればいいのですが、日頃または広範にわたって行わないでください。大法弟子は皆、人を救っており、真相を伝えていますが、ほかのことを行なったらそれは妨害ではありませんか?」 [3]と説かれました。

 以上の法により、私の悟りでは、異なる時期に、大法弟子が妨害に直面する時、発正念に対する師父の態度や要求は異なると思います。その原因は何でしょうか?

 師父は最近の経文『ベトナムの学習者へ』の中に明示されました。「20年近くに及ぶこの迫害のなかで、蓄積された悪いものは現在、一掃されました。中国共産党の邪霊も根絶の最終段階にあります」 [4]

 以上の経文により私が悟ったことは、いまの旧勢力の要素は過去のように強くはありません。ですから、そんなに長時間発正念をして取り除く必要はありません。邪悪はいま、ほんのわずかしか残っていません。しかし、その邪悪の機制がまだ動いています。彼らが按排したことがまだあります。全ての妨害はすでに衰えて力がなくなる状態になりました。このような状況下で、なぜ妨害されるのでしょうか? それは、自分が修煉に対して厳粛ではなく、真面目でもなく、正念も強くないからではないでしょうか? 法に照らして、自分の心を正し、法に合わない考えが出てくる時、自分の心がどのように動くのか? どのように対処すべきなのかを真剣に考えなければならないと思います。

 数年前、多くの学習者がずっと正しくない状態になっていたのは、旧勢力に関わっていたのだと思います。つまり、外部の巨大で複雑な邪悪生命の要素が引き起こしたことで、それに対して力を尽くして発正念をし、取り除くすべきです。いまの状況はすでに変わりました。修煉者自身の心が正しくなく、自分を緩めて邪悪に従うことによって、魔難を齎してきました。実は旧勢力の妨害はすでに大きくないと思います。

 大法弟子は、この歴史上に前例がない残酷な迫害を乗り越えました。いま法を実証することに影響している正しくない状態は、自分自身の心性に存在している問題であり、自分がしっかりと修煉していないために引き起こされたことです。つまり、いま色欲の関をまだ乗り越えていない学習者は、必ず「それが欲しい」という心がある(少しであっても)から、それに影響されたのです。これらの正しくない状態に対して、私の認識では、外に向けて発正念をすることより、内に向けて力を尽くして発正念をすることが必要です。自分をしっかりと修め、厳しく自分を律しなければいけません。

 三界内の、法でまだ正されていない次元に、一層一層、大法弟子の身体や思想があり、一層一層に旧勢力の要素もあるので、その要素が大法弟子を妨害したり、生成する考えもあり、大法弟子の人間の次元の思想や行為に影響します。それらは、どちらが反映したのか? 自分が欲しいために反映したのか? 複雑であっても神には、はっきりと見えます。大切なのは、主元神が何を選択するかが鍵です。

 大法弟子として、まもなく円満成就を迎える時期に、心の中に少しでも色欲の心があれば、それは大変危険です。法理に合わず、天上の至る所に全て神の目があり、隠すことができますか?

 旧勢力は現代人類の科学技術の発展を按排しました。異なる段階でそれらがほしい状態をもたらしています。いまの迫害の圧力は以前より軽くなってきましたが、スマホ、PCなどの中に、大量の色情の情報が現れ、誘惑の強さは過去より倍の倍の倍になり、その誘惑に抵抗することは難しくなりました。旧勢力は表面のもっとも悪いもので自分の虚弱さを補っています。それに対して、私たちは必ずしっかりする必要があります。いまの環境は過去とは異なりますが、危険性がまだ強いのです。円満成就していない場合、いかなる時期にも自分を緩めてはいけません。

 色欲に執着する本質はいったい何でしょうか? 実はその感覚がほしいのです。修煉者としては、それを取り除くべきで、まず、思想の中の「その感覚がほしい」という考えを、徹底的に放棄する考えが出てこなければいけません。つまり主意識を強く、しっかり保たなければいけません。大法に合わないものは、いかなるものであっても「自分ではない」と明確にするべきです。私は修煉者で、色欲の背後にだれが隠れていても、どうやって出てくるかにしても、感覚がよいかどうかに関係なく、一切取り除き、それは自分ではなく、私もその物を感じず、考えもしないという念を固め、自分の意志を強め、心が動じなければ、邪悪が乗じる隙はないと思います。

 心性が高まったら、旧勢力は色欲の心について按排したものや、騙されて色欲上で契約したものも動かなくなると思います。もし動いても、力が弱いので、適時に発正念をすれば必ず乗り越えられます。しかし、もしあなたが「乗り越えられるから、大丈夫だ」と思って、自分をまた緩めたり、歓喜心が生じれば、それに従って執着心がまた強くなり、もっと強い妨害が来るので、くれぐれも注意しなければなりません。

 とにかく、私たちはこれらの関係を正しく処理し、一歩一歩しっかりと自分を修めなければなりません。修煉は自分に頼るしかありません。心性の尺度は確実です。実はいまだに色魔に妨害される修煉者が、数年前に乗り越えられたとすれば、その威徳はもっと高いのです。それは学法を通して、確実な基礎を作り上げれば、乗り越えられます。いずれにしても、しっかり行なえば、難しくはありません。絶えず精進すれば、ほんとうの精進になります!

 個人的な認識ですが、皆さんと交流したいです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」
 [3] 李洪志師父の経文:『二〇一五年米国西部法会での説法』
 [4] 李洪志師父の経文:『ベトナムの学習者へ』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/4/25/385516.html)
 
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