文╱中国の大法弟子
【明慧日本2019年4月15日】絶えず自分の修煉状態を本質から見るとき、長い間、重視して来なかった執着、そして、とても深く隠れていた執着を見つけました。その他、何度も連行される中、人心が強くなっている現実を改めて認識しました。例えば、迫害される中で生まれた恐怖心と怨恨心、また警察署や検察庁、裁判所の人員に対する敵対心、失敗した場合に生まれた悔恨心、三つのことを行なう時、自分の過失を補おうとする私心、歴史上自分が作った業力から失敗の口実を探し、無意識に旧勢力の迫害を肯定してしまう心、慈悲心で衆生を救い済度するのではなく、自分の円満成就の為に真相を伝えている心などがありました。
迫害される中、旧勢力の迫害に屈せず順調に歩んできた同修もいます。しかし、その一部の人は、他の同修を見下す心が生まれ、同修と接触したがらず、全体から離れ、また他のうまく行なっている同修のことを嫉妬したりします。
旧勢力は様々な形の魔難を強めました。魔難の中で私たちは法に同化することができなければ、種々様々な執着心が必ず生まれ、逆に自らを封じ込め、自分の本当の修煉状態がはっきりと見えなくなります。これらの人心を持って三つのことをいくら行なっても、結局、心性を高めることは出来ません。
そのほか、師父が気付かせてくださったのですが、それはこの迫害が私達にもたらした最も根本的な問題、つまり、私たちの脳裏には師父と法の比重が減り、旧勢力の重圧が高くなったことです。7. 20以前、私達は心から師と法を信じていましたが、今はそうではなくなりました。以前、私達は自分が修煉者であることを心から誇りをもって光栄だと思っていましたが、今、その心に影が落とされ、頭が上がらなくなりました。以前、師父の法身が見守ってくださり、絶対に問題がないだろうと固く信じていましたが、今はそれに疑いを持ちました。以前、全身全霊で真・善・忍に基づいて行なっていましたが、今は他人や物事を区別しながらやっていませんか? この迫害が私たちの体に与えたダメージは二の次ですが、最も重要なのは法と師と修煉に対する心に埃が被り、私たちの体はさらなる不純物を被りました。
法を正す時期は最後になりました。この物質を必ず一掃しなければならないと師父は啓発してくださいました。全国で迫害される情勢も実は体の病業と同じように、それは仮相にすぎません。もし、私達が旧勢力の迫害による心理的な影から脱出することができれば、迫害は終わります。旧勢力もその迫害のメカニズムも直ちに滅んでしまいます。
心からこれらの問題を認識した時、師父は説法のなかで「特にこの迫害の中で、正念を生じさせるのではなく、無数の恨みを増やしたのです。中共邪党は確かにとても悪く、近い将来、必ず淘汰されます。しかし、悪い人とは何か、良い人とは何かを知っていますか? 心の中に恨み、悪があれば、これはどういう生命になるのかを考えてください。恨みや悪は行為に現れ、人相に現れることもあります。顔を見ればあなたが悪い人だと人々は思います。一部の大法弟子の修煉ができていないと言っているのではなく、修煉して良くできた部分は隔離されました。この世で人間のものがある限り、良くないものがあり、良くない考えがあります。表面に近づけば近づくほど、現れは悪くなります。師父はなぜ皆さんに説法しているのでしょうか? ほかでもなくこれらのことを皆さんに教え、皆さんに分かるようになってほしいからです。何も変わっておらず、師父はやはり当初の師父で、宇宙の法は永遠に変わりません。(熱烈な拍手)ただ、この迫害の中で、このいわゆる試練の中で、執着を取り除いた人もいれば、取り除いていない人もいます。さらに執着が増えた人もいます。これはこのいわゆる試練の中で現れてきた状態です。皆さんが変化しており、大法弟子が変化しているのです。正の方向に向かって変化しなければ、負の方向に向かっていきます。これは間違いのないことです」[1]と説かれました。師父のこの法を読んで多くのことが分かりました。
現段階での個人的な体得です。法に則っていない所があれば、同修達の慈悲なるご叱正をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『二〇一四年サンフランシスコ法会での説法』