江西鷹潭市の耿徳成さん 懲役3年の実刑判決
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 【明慧日本2019年8月19日】(江西=明慧記者)江西省鷹潭市の法輪功学習者・耿徳成さんは2019年2月27日、金渓県の親戚を訪れた際に連行され、金渓県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に濡れ衣を着せられ、先日、撫州臨川高等裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 2019年8月7日午前、耿さんの家族は金渓県公安局に向かい、担当責任者である金渓県国内安全保衛部門の大隊長・付淑華に会い、耿さんの状況を尋ねたところ、付淑華は「8月3日、すでに耿徳成に対して懲役3年の実刑判決が言い渡された」と告げた。

 耿さんの家族は「開廷時になぜ私達に知らせなかったのですか?」と聞くと、付淑華は「電話をかけたが、ずっと出なかった」と言い、さらに付淑華本人も開廷時間を知らなかったという。家族は裁判所の関係者と面会したいと申し出た際に、「金渓県裁判所は関与しておらず、撫州市臨川高等裁判所が直接に関わった。今まで撫州地区の法輪功学習者の案件は、すべて撫州臨川高等裁判所が関わった」と付淑華は言った。だが実際には、鷹潭市の法輪功学習者・寧勤さん、夏転生さん、李銀根さんの冤罪事件は、金渓県裁判所で取り扱われていた。

 臨川高等裁判所は金渓県から遠く離れているため、耿さんの精神異常の娘は(今まで耿さんが面倒を見ていた)家でドアロックされていることを配慮した家族は、臨川高等裁判所に行かないことに決めた。

 かつて、付淑華は法輪功学習者・寧勤さんを罪に陥れるため、家宅捜索した際に寧勤さんの母親に無理やりに署名させた。結局、寧勤さんは懲役7年の実刑判決を言い渡された。寧勤さんの母親は長年病床に寝たきりになっているため、すべて娘の寧勤さんが世話していた。今回、娘が判決を受けたことによって、母親は大きなショックを受け、間もなくこの世を去った。

 耿さんは鷹潭市放送局の元記者で、妻と共に市内に在住している。法輪功を学んでいるためここ数年、警官らに何度も連行され、労働教養を強いられた。当時、娘はまだ幼い頃に、耿さん夫婦が何度も連行されて拘禁されたので、幼い娘はあまりの恐怖で精神に異常が現れたという。

 2019年2月28日の昼12時40分ごろ、耿さんの妻は昼ごはんの支度をしていた時、金渓県公安局の男性警官2人と女性警官2人、および鷹潭市江辺派出所の張永衛警官の計5人が、耿さんの家にやって来てドアを叩いた。何も知らない娘はドアを開けた。すると警官ら5人がいきなり室内に侵入して来て、匪賊のように捜索を始めた。娘は恐怖のあまり顔色が青くなり、その後、訳の分からないことを言い続けるようになった。

 午後4時になってからようやく5人の警官らは立ち去った。金渓県から来た警官は、前日(2月27日)に耿さんを連行し、すでに金渓県留置所に入所させたことを告げた。

 ここ数年来、耿さん夫妻は法輪功を堅持したため、何度も連行された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/10/391271.html)
 
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