衆生済度の効果的な改善提案と修煉への悟り
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年9月4日】

 『洪韻(五)』の暗記により悟りを開く

 師父の『洪韻(五)』が発表されてから、私たちの学法組は、毎日学法する前に一篇の詩を暗唱することを決めました。最初の頃、暗記するのが難しく感じ、ちょっと時間がかかっていましたが、毎日暗記を続けると、徐々に時間を縮めて暗記ができるようになりました。そして、各方面にも変化が現れるようになり、ある時、震動を感じることができ、心の奥深くに刻まれました。現在、私はもう一度書き写し終え、今では60編を暗記し終えました。私たちの学法組は、『洪韻(五)』を全部暗唱したら、同じ方法で、『洪韻(四)』、『洪韻(三)』、『洪韻(二)』、『洪韻』を暗唱しようと決めました。

 『洪韻(五)』を暗記している過程で、自分がさらに理性的になり、心性の昇華も感じられました。

 私は、「無神論、進化論は世間を騙す虚言で、人類を滅びさせるもの」と、さらにしっかり認識できました。赤魔は、100年余りもの間、その虚言を通して人々を洗脳してるため、現在の中国人は自慢げに、「私は無神論者だ、私は科学を信じるぞ」と言っています。真相を伝える中で、時々私に「あなたは知識人なのに、なぜまだこのようなものを信じるのですか?」と質問する人がいます。以前このような質問を受け、私は自分の考えをしっかり整理する必要がありました。しかし回答する時、話が長くなると聞きたくない人がいます。無神論や進化論は人を騙す虚言だと知っていましたが、常人の観念と衝突したくないため、直接には指摘していませんでした。現在は正々堂々と、無神論と進化論が虚言であることを話せます。質問を受ければすぐに、「なぜ虚言であるか」ということを通して、真相を伝えています。

 以前、「法輪功からお金をもらえますか」という質問がよくありましたが、現代の中国人の道徳水準がかなり落ちてしまっているので、私は「法輪功は私に善の心、健康な体、和気藹々の家庭生活を与えて下さいました。そして、多額の医療費を節約させました」と彼らに言い聞かせましたが、多くの人は信じようとせず、お金を貰うのは当たり前だと言いました。

 最近、ある年配の方が私に同じ質問をしました。私は何も考えずに「イエスは自分の信者にお金を与えますか?」と答えると、彼は驚いた様子でした。私は続けて、「私たちは佛を修めています。慈悲を重んじ、敵はいません。皆さんが修煉者に対して善を持って接してほしいだけです。そうすれば、天は幸福や平安を与えます! 修煉者を敵視したら、酷い悪の報いがあります。私は単純に、皆さんに平安でいて欲しいだけなのです!」と言うと、彼は感動したようでした。もう一人のお年寄りの方は共産党員であり、私は「共産党の組織から脱退することは、無神論から抜け出ることになり、神様が必ず守って下さいます」と言うと、彼は「そうですね、脱退します」とはっきり言って、共産党から脱退しました。

 面と向かって真相を伝える中で、常にキリスト教の信者と出会います。彼らの中には、邪党の虚言に毒害された人がいます。その人達は法輪功に抵抗する気持ちを持っており、「あなた達は善良ではないし、共産党と政府に反対していると、認識しています」と言います。しかしその中にも善良で、交流できる人がいます。その人達も神様を信じることが共通点なので、「共産党は無神論を唱えていますが、あなたは神様を信じます。無神論の組織から脱退することは、純粋に神を信じることではありませんか!」と問いかけると、これらの人は基本的に受け入れて脱退します。最近、『洪韻(五)』を暗記してから、私はより上手く真相を伝えられるようになりました。私は「共産党が無神論と進化論を通して、中国人を洗脳し、々を神様から引き離しました。どれほど邪悪なことでしょうか。そもそも神様が人を作られたのに、人が神様を放棄するとは、現代人の罪はどれほど罪深いでしょうか。最後には、神様は人を放棄されて人は救われなくなり、天国に入れずに地獄に落ちてしまいます。この党は、どれほど邪悪でしょうか」と諭すと、彼らは基本的にみな認めます。

 『洪韻(五)』を暗記している過程で、もう一つ私の修煉の本質に触れることがあります。師父は多くの詩の中で「大法弟子は創世主と契約して世間に降りてきて、自分の重大な神聖な使命を果たさなければいけません!」と啓示して下さいました。この使命を果たすのは、自分のやるべきことです。師父は、「真相を伝え、衆生を救い、これはすなわちあなたが行うべきことです。これ以外に、あなたが行うべきことはなく、この世界であなたが行うべきことはありません」[1] と説かれました。

 私たちは神の世界から衆生を救うために降りて来たのです。「全ての人がこの世に神として降りてきて、創世主の啓示を待っています。創世主は、私たちに衆生を救うことを怠ってはならないと示されました。なぜなら、無限の天国の衆生が、自分たちの王が魔難を乗り越えることを待ち望んでいるからです[2] 、「大法弟子は圧力に負けてはいけません。衆生を救う責任があるからです」 [3]

 師父は、全力で私たちを助けて下さいます。正法時期の大法弟子は大法を実証するために、衆生を救うためにこの世に来たのであり、師父は私たちに、しっかりと法を勉強して煉功を行ない、自分を修めて発正念をし、そして、人々に真相を伝えて衆生を救うようにと要求されています。私は平日に仕事があり、自分専用のオフィスがあります。時間が取れる時には明慧週刊と師父の説法を見ています。そして、夜は学法組で『轉法輪』を勉強し、『轉法輪』の暗記をしています。週末には外で真相を伝える活動にも参加します。1週間の中で2日半の時間を取って、年寄りの父親の面倒を見ています。毎日忙しいので、1日か、2日休んでリラックスしたいという考えが時々出て来ます。だから、私はある時は精進しますが、1日、2日は怠けるといった状態です。煉功は朝3時に起床し、毎日行ないますが、やるべきことだからやるといった義務的な感じで、自分が主体的にやりたいという感じではありません。そのため、夜の0時の発正念も寝たり、起きたりといった状態でした。

 『洪韻(五)』の50編ぐらいの詩を暗記した時、ある朝、私は起きて煉功する時、心が突然振動し、「私は正法時期の大法弟子ではないでしょうか、三つのことをしっかり行なわないと、大法弟子になれますか。師父の要求通りに三つのことをしっかり行なうことが、私のやるべきことではないでしょうか。それが私の正常な生活ではないでしょうか、私は本当にしっかり行なっていますか。いつも緩めて、やりたくない気持ちがあり主体的ではなく、この状態は正しいのでしょうか。三つのことをやらないで、何のために世間に降りて来たのだろうかといろいろな考えが溢れてきました。

 私は、初めて心の奥深い所に一つの観念が隠れていることに気づきました。「いずれにせよ、三つのことは行なっています。このまま正法が完了する日を待ちましょう」。以前、五つの功法を煉功して、6時の正念を発してから眠くなって、また1時間の睡眠を補わなければいけませんでした。いつも、「1日1日を耐えよう、終了する日がそろそろ来るのだから」という観念があって、やはり、終わる日を待つ心がとても強くありました。以前は、この心が執着心だと認識しておらず、三つのことを行なうのは大変辛いと感じていました。しかしそれは偽の修煉ではないでしょうか。自分を騙し、師父を騙しているのではありませんか! 師父の慈悲なる済度に対して、また、天国の衆生が私が救われるのを期待しているのに、これらを台無しにしてしまうのではないでしょうか! この執着心を暴露し、徹底的に消去します!

 『洪韻(五)』を暗記している間に、三つのことに対する態度の根本的な原因を認識しましたので、師父の真の修煉の弟子になりたいと決心しました。真相を伝える時の恐ろしい心もなくなり、焦る気持ちも消え、心は軽やかになり、心地良くなりました。

 最近、五つの功法を煉功し終わっても眠くないし、発正念が終わっても眠くないと感じています。そして、休憩しようとか、リラックスしようとかの考えもなくなりました。

 毎日三つのことを焦らず、理性的にしっかり行ない、全て自然に整然とうまくいく感じがします。また、時間にも執着しなくなりました。これが正法時期の大法弟子の真の状態ではないでしょうか。

 これは私が『洪韻(五)』を暗記している過程で悟ったことです。不適切なところがあれば、ぜひご指摘願いします。

 師父と同修に感謝を申し上げます。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇一五年ニューヨーク法会での説法
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟』「别把天路断
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟』「只为众生能得救

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/17/391519.html)
 
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