明慧法会|心を込めて人を救う (一)
■ 印刷版
 

 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年9月8日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 修煉体験

 私は小さい頃から体質が弱く、インフルエンザにかかるとなかなか治りませんでした。結婚した後は、さらにしょっちゅう薬を飲むようになりました。2003年春、ドキドキして鬱病になり、夜眠れず、一日中恐れながら生活し、さまざまな大小の病院で診てもらってもよくなりませんでした。ある仲のいい友人が法輪功を修煉しており、私が病気になったのを知り『轉法輪』を私にくれ、五式の功法を教えてくれ、その時から私は修煉を始め、返本帰真の修煉の道を歩むようになりました。

 功を学んだ後、ある日布団によりかかって目を閉じ、ひゅうひゅうという風の音を感じ、その瞬間に他の空間に移動しました。他の空間では自由に飛ぶことができ、それからというもの出て行こうとする時に目を閉じると、私の元神が出て行きました。はっきり覚えているのですが、ある時、他の空間で小さな女の子を見て、その女の子が自分の親戚だと感じ「これから必ず修煉し、師父について行き、本当の家に帰らなければなりませんよ」と女の子に伝えました。女の子は走って私を追いかけて来て、私が高く飛べば飛ぶほど、女の子の声がずっと空中でこだましました。その後、師父が説法の中で「目下のところ、ある非常に突出した問題があります。つまり、一部の学習者は元神が体を離れたとき、ある次元の空間を見たり、触れたりして、すべてが真実の存在で本当に素晴らしいと思ったため、戻りたくなくなり、その結果、肉身が死亡し、その境地に留まって戻れなくなってしまったのです」[1] と説かれているのを拝読しました。私は師父に「師父、私は神佛の存在を信じており、師父を信じており、確実にしっかりと修煉し、もう出ていきません」と申し上げました。それから私の元神は他の空間へ行かなくなりました。

 修煉を始めた後、大量に法を学び、法を暗記し、法を正す時期の大法弟子の使命と責任が重大であり、人を救う緊迫性を知り、真相シールを貼り、真相資料を配り、面と向かって三退を勧め、電話を掛けたりなど様々な方法で衆生を救い済度しました。以下ではここ数年の間、人を救ったことについての体験を書き、師父にご報告するとともに、同修の皆さんと分かち合いますので、妥当でない所がありましたら、同修の皆さんの慈悲深いご指摘をお願いいたします。

 恐れる心を突破し 故郷の人を救い済度する

 私の故郷は山間部にあり、私の今の居住地からは比較的遠く、そこは真相資料の空白区です。『共産党についての九つの論評』が発表されてから、中国共産党の鉄道の安全検査は厳しく、真相DVDを持つのはひと苦労です。2008年、姪が結婚して車で故郷に帰り、人を救うこの機会を逃すわけにはいかないと思い、数100枚のDVDと真相定期刊行物などの資料を準備し、二つの大きなカバンに入れました。その間、恐れる心が絶えず噴き出し、家に帰りたいと思うと心が音をたて、大量に法を学び、法を暗記し、自分の正念を固めました。

 出発の2日前の晩、ベッドに座って過ごし、心臓の負担が重くなってまったく眠れず、他の空間の妨害が大きくなり、「恐れ」の物質がすべての空間場に満ちていると感じ、正念を発して師父にご加護をお願いしました。資料が入った大きなカバンを背負って階段を下りて姪の家に行った時、心臓がのどから飛び出すかのようになり、1秒後には死に面しているかのようでした。私は強大な正念を発し、自分は大法弟子で、大法弟子が行なうべきことを行ない、法を実証し衆生を救い済度し、誰も妨害や破壊を行えませんと言い聞かせ、ずっと師父の法「大覚は苦を畏れず 石は金剛より鋳られる 生死に執着無く 坦坦足り正法の道」[2] を暗記し続けました。

 自分の正念を固め、大法の超常さが現れ、心臓がすぐにも飛び出すかのように感じましたが、何事もなく、大きなカバン二つを背負い、走りながらバスを追いかけ、バスに乗ると静かに縁のある人に三退を進め、真相を伝えました。姪の家に着くと、他の空間の邪悪は解体され、恐れる心がすべてなくなり、一晩ぐっすりと寝ました。

 翌日は姪が運転し、私たちは故郷へ帰りました。姪が私と会った時に「おばさん、ここの営林場にはどこでもネットワークカメラが設置されていて、誰が来てもわかるのだけど、どろぼうを捕まえるためだよね」と言いました。私は恐れる心がまた噴き出し、正念を発して取り除き「私は泥棒ではなく、大法弟子で、師父の教えの通りに人を救っており、ネットワークカメラがあろうがなかろうが、資料を配って人を救うのだ」と考えました。夜に兄嫁と一緒に資料を配り、兄嫁が懐中電灯を照らして明るくし、私は戸別に配りました。資料を配り終えて兄嫁の家に帰る途中、ずっと正念を発し、衆生を救うことを妨害するすべての邪悪を除去し、朝の3時までずっと正念を発し、その後、煉功を始めてひと晩中寝ませんでした。

 翌日の早朝、営林場全体に驚きが走り、「昨晩、法輪功の弟子がやって来て、街中の至る所に法輪功の資料が置かれている」ということでした。義兄が私に会って「配るな、皆が県に報告に行き、公安局がネットワークカメラを調べるよう電話してくるぞ」と言いました。私は「私には師父がいらっしゃり、何でもないことだわ」と思いました。

 出かける当日の晩、資料が残っていたので配り終えようと思いましたが、家族が漏れなく見ていました。こっそりと資料を取りましたが、通りに立って見上げると無数のネットワークカメラが据えてあり、この時、私は少し躊躇してどうしたものかと思いました。その際、自分が配ったDVDの中の新唐人テレビ局の音楽が耳のそばに伝わってきて、音はどんどん大きくなり、その感動は言葉では言い表せず、これは師父が励ましてくださっているのであり、衆生はみな資料を見ているのだと伝えてくださっていました。そして躊躇することなく、残りの資料をすぐに配り終えました。翌日、私と姪は師父のご加護の下で、無事に家に帰り着くことができました。

 師父の教えの通りに心を込めて人を救う

 面と向かって法輪功の真相を伝え、三退を勧め始めたばかりの時、迫害の真相を理解せず、いろいろな質問を提起してくる人にいつも会い、ある質問は私もはっきりわかりませんでした。家に帰って今までの経験をまとめ、心の中で質問を思い返し、明慧ネットを見て、関係する文章をダウンロードして、関係する資料を探しました。

 師父のご加持の下で、すぐに私が必要な答えを探し出すことができました。再び真相を伝えに行き、そのような質問をする人に会っても大丈夫でした。質問された問題を解決することができ、救うことができました。私もまじめに同修の交流文章を読み、同修がどのように真相を伝えているのかを読み、よい方法はペンで書きとめ、人を救う自分の経験を豊富にすることができました。また、絶えず法を勉強することにより、師父が絶えず私の知恵を開いてくださり、真相を伝え人を救うことが、ますます手際よくなりました。

 ある時、同修と郵便局へ行くと、80歳代の老婦人が道端で休憩しているのを見かけ、その老婦人に真相を伝えようと同修が目配せしました。私が老婦人のそばに座り「おばあさんは勉強なさったことがありますか?」と尋ねました。老婦人は「ありません」と言いました。私は「党や共青団や少年先鋒隊に入っていますか?」とさらに尋ねました。すると老婦人はすぐに不機嫌になり「共産党が給料をくれているのに、あなた達は政治を行ない、反党するのですね」などと言いました。老婦人の頭の中は中国共産党が詰め込んだウソでいっぱいでした。

 私は「すみませんが、中国共産党はあなたに給料を払っておらず、人々が納めたお金で党を養っています。あなたが履いている靴ですが、たとえば100元で買ったとして、工場が納める税と売り手が納める税はすべてこの靴の価格に入っています。そうすると、この税金はあなたが出しているのではありませんか?」と言いました。

 そして、大法を修煉した後、私は「真・善・忍」に基づいてよい人間になり、親孝行し、家庭が仲睦まじくなり、体が健康になり、法輪功は人々に百利あって一害ないことを、私は一つ一つわかり易く老婦人に伝えました。中国共産党は無神論を唱え、人の道徳を乱し、人に真・善・忍を信じさせず、今の人は虚、悪、闘争を信じ、悪党のでっちあげを氾濫させ、食べ物の多くは毒があり、人は奇妙な病気になるなどの実例を伝えました。

 老婦人は話を聞いているうちに理解し、だんだんと楽しくなり、最後に私は老婦人に「誠意を持って『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を暗唱すれば福報がきます」と伝えると、老婦人は立ち上がって、「法輪大法は素晴らしい」と繰り返し念じ始めました。

 またある時、ターミナル駅で真相を伝え、1人の大学生に会いました。大学生は「実習に行き、その後は社会人として、門口に立たなければなりません。現在の人の道徳は悪く、付き合いにくく、仕事はやりづらく、プレッシャーも大きいのです」と言いました。私はまず大学生に「大法のすばらしさ」や「三退すれば平安が保たれる」ことを伝えました。

 大学生は私の話を聞きたがり、共青団と少年先鋒隊を脱退しました。そして暗記していた師父の『轉法輪』の中から「韓信が忍んで股下を潜る」ところの法を伝えました。すると、大学生は聞いているうちにうれしくなって顔が赤くなり、拍手しはじめ、拍手しながら「あなた達の師父の説法は実に素晴らしいです」と言いました。

 私は大学生に「私たちの師父は多くの法を説かれており、とてもすばらしい方です」と伝えました。大学生は興奮し「もっと話してください」と催促しました。すると大学生の友人が「バスが来た」と言い、大学生は名残惜しげでした。私は大学生に「縁があったら『轉法輪』を読んでみてください。限りなく恩恵を受けるはずですから」と伝えました。大学生は「わかりました」と嬉しそうに友人に連れていかれる時、歩きながら振り返り、私に手を振りました。

 (続く)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「明示」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「正念正行」
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法正乾坤」
 [4] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2018/11/10/376435.html)
 
関連文章