公園で煉功して体得したこと
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文/日本の大法弟子

 【明慧日本2019年10月8日】私の出身は大連です。日本に来る前に、朝や夕方になると大連の公園や広場で、法輪功学習者たちの煉功する姿をいつも見ました。どこに行っても煉功したければ、すぐに煉功点を見つけることができ、いつでも煉功できて非常に便利でした。

 日本に来るとこのような環境が少なくなりましたが、私の家の近くの亀戸中央公園に一つの煉功点があります。当時、私はその煉功点で煉功していましたが、その後引っ越してからは、基本的に家で煉功していました。

 昨年の夏頃から、私は再び外で煉功できるようになりました。私の所在する所に集団学法をする場所があります。ある日、中の1人の同修に土日に公園の広場で煉功しないかと聞かれ、行きますと言いました。また、学法点からも呼びかけると、煉功する希望がありました。そして、平日にも公園で煉功したいという声も上がり、私たちは毎日外で煉功する環境が生まれました。 

 朝、公園で体操をする人や走る人が多いので、私たちは法輪功の旗を掲げました。たまに私たちの煉功動作を学びに来る日本人もいました。

 明慧ネットに師父の新しい煉功音楽が発表され、それは第二式の功法の煉功時間が30分から1時間に伸ばされたものでした。その日、同修は1時間の方を煉功するか、従来の30分の方を煉功するか皆に聞きました。私は二つ離れた駅の電車に乗ってこの公園へやって来て、また2時間ほど煉功すると、それだけで発正念の時間を含めると2時間15分がかかります。煉功が終わるとすぐに会社に出勤するので、時間がカツカツでちょうど間に合います。だから、30分の方にしてほしいと言いました。 

 しかし、煉功する時、頭の中に、「なぜ、師父の要求を割引くのでしょうか、実は30分早く起き、30分早く着くようにすれば、間に合うのではないか」と思い直しました。煉功後、私は同修に、「これから、私たちは新しい音楽で煉功しましょうよ。第二式の功法の1時間の方で煉功しましょう」と提案しました。その時から、第二式の功法の30分のものから1時間の方で煉功しています。

 外で煉功した心地よい体験

 私の家から駅まで歩いて約13分かかり、途中で川を通ります。この川は東京湾につながり、海岸に沿って波が打ち寄せてきます。初日その公園へ行って煉功する通り道で橋を渡っていると、数匹の魚が水面に飛びはねるのが見えました。恐らくは私が心から喜んでいるため、頭の中に「海は広く、魚の飛びはねるに任せる」という言葉が現れ、煉功後、帰る時にまたこの橋を通ったところ、今度は鳥が頭上を飛びまわりました。頭の中にまた「天は高く、鳥の飛びまわるに任せる」という言葉が浮びました。とにかくその時の気持ちは大変心地よいものでした。

 私は必ず始発の電車に乗って行くと、煉功時間がぴったり間に合います。時々、起きるのが遅くなった時があり、その時は家から駅まで歩いて13分ですが、僅か数分で13分の距離を走れるようになりました。私は「縮地法」(距離を縮めるの意味)「縮地法」と思いながら走ると、毎回電車に間に合います。

 寝坊した時もあります。寝坊すると夢の中で財布がなくなったとか、山に登る時に登れないなどの夢を見ます。 

 徐々に秋が深まり、冬に近づき気候も寒くなって来ると、煉功していた同修の数も徐々に減ってきました。ある日、私はある同修に、「皆がだんだん来なくなりましたね」と言うと、言葉自体には問題はないのですが、気持ちとしてはやはり不満な気持ちがありました。同修は、「煉功は自分のことですから、他人には構わないで」と言われました。そうね、外で煉功するのは私個人の望みで、他の人が来なければ、私も行かなくなりますかと自問自答しました。その時から、同修が来るなら来るでいいし、来なければ、私1人だけでも煉功します、と思うようになりました。 

 この頃は気温が下がり寒ければ寒いほど、多くの場合私1人だけになります。ある日、私1人が座禅していたところ、周りに数人の人がやって来たと感じました。私は「大法の旗があればいいのに」と悔しく思いました。煉功が終わってみると、これらの人が中国人だと気づきました。彼らは私の煉功を見ていました。私はもっと悔しくなりました。 

 大法の旗はこの煉功点の近くに住んでいる同修がいつも持って来ており、彼女が来なければ、旗も出さなくなりました。私は煉功が終わるとすぐに会社に行くから、旗をずっと持っていけません。私は大法の旗をその同修から借りて来て、その以後、煉功する時にはずっと旗を掲げるようになりました。

 大法の旗にはエネルギーがあると感じています。座禅の時に、ちょうど太陽が徐々に上がってきます。特に最初の太陽の金色の光が金色の旗に照らされて輝き、金色の陽の光を発してちょうど私に対して、特に冬の時には、非常に暖かいと感じますし、エネルギーも強いと感じます。

 環境の変化

 真冬になると、ほぼ毎日私1人でした。師父は当初、外で集団煉功するようにと要求されましたから、この煉功点を守ることが私の一つの使命だと感じました。特に誰も来ないときは、私の使命感を強く感じました。この煉功点があれば、いつかは皆が来るでしょう。だから私も黙々と動じることなく、頑張れます。そして、煉功点の環境も変わっていくと思います。

 例えば、カラスがいつの間にかいなくなるように、たまにいれば遠い所にいます。次にカラスの代わりに鳥が来るようになり、煉功点の近く樹の上でいろいろな種類の鳥が鳴って、まるで歌っているようでした。最初の頃、これを聞いて喜んでいましたが、煉功は入静することが必要なので、徐々に少しうるさいと感じ出しました。ある日、私は心の中でこれらの鳥に、「静かにして」と言うと、それ以後、周りの鳥が少なくなり、鳴き声も小さくなりました。

 時には雨が降る時もあります。煉功している時に雨が降ってくると、私はその雨を降らす神さまに、降る場所を少しずらして、煉功点だけを開けてくださいとか、あるいは時間をずらして、煉功が終わってから降らしてくださいとかとお願いしました。すると、雨を降らせる神さまが助けてくださって、雨が一時やみました。

 煉功点の広場の隣は駐車場です。ある日、私は煉功している時、ドラマか映画を撮影するスタッフ達がやって来ました。彼らは車を駐車場に止まめて、広場に上がって来て、うるさくしゃべっていました。その時、私はちょうど広場の真ん中で座禅をしていました。彼らは私のすぐそばまで、うるさくしゃべるりながらやって来ました。私は心の中で彼らに、「静かに」と言うと、彼らはすぐに静かになりました。

 少し時間が経つと、徐々にまたしゃべる人が出てきてうるさくなり、私はまた心の中で「静かに」と言うと、彼らは話しを止めました。しかししばらくするとまた話し始めました。私は煉功点の広場を守る氏神さまに、「どうかお願いします」と言うと、駐車場から1人が上って来て、スタッフの人達に「移動します」と言ってきたので、その人達はゾロゾロと行ってしまいました。

 歓喜心を取り除き、平常心を保つ

 徐々に新年も近づきました。多くの外国の同修たちが、雪の中で座禅している写真が明慧ネットに掲載されていました。私はこの写真を見て非常に嬉しく思いました。私もずっと外で煉功しているので、もし雪が降ると、私も雪の中で座禅してどんなにかいいだろうと思いました。しかし、恐らく歓喜心が出たために雪が降った日に寝坊して起きられず、その日は雪の中で座禅できませんでした。

 歓喜心が出てくるとすぐに取り除きました。そもそも歓喜する必要もないのです。しかし、この過程で、小さなことにでも多くの執着心があるのに気づきました。それらの執着心に気づいたら取り除き、平常心を保ち、行なうべきことをしっかり行なえばよいと思いました。

 師父の励まし

 気温が徐々に温かくなり、煉功をやりに来る同修の数も徐々に増えてきました。

 今年の春のある日、私は奇妙な夢を見ました。夢の中で、私は一つの山の峰の真ん中にいました。その場所にはお寺のような建物があり、私はそのお寺の庭に入って山頂を望みました。夢の中で、その山はチョモランマ峰で、つまり一番高い山でした。そして道はここまでで終わり、もっと上に登る道がどこにもありませんでした。雪が天上から降って来て、私はどうやって登ろうかと周囲を見渡すと、周りはすべて断崖絶壁で、非常に危険な場所でした。

 しかし一瞬の間に、お寺の庭に一つの山頂に通じる道が現れました。道は曲がりくねっていて登りにくいのですが、それは山頂に通じる道でした。その時に私は目が覚めました。目が覚めると、ちょうどいつもの煉功に出かける時間でした。この夢は師父の励ましであると思いました。

 外での煉功はそこの環境を変え、変えた環境から利益を受ける

 日本では外で煉功することは自由です。環境から言えば当初の中国と同じですが、なかなか当初の中国のように至る所に煉功をする場所がある環境ではありません。もちろん、いろいろな客観的な条件と理由があります。しかし、私たちは胸に手を当てて自分にしっかり聞いてみれば、本当に克服できない原因があるのか、あるいは各々の理由で口実を作って、師父の要求に従っていないのかのどちらかです。

 私自身の体験によりますと、ある固定の決まった場所で煉功点を作れば、この場所のミクロの環境も変えられます。これは私の確かな体験です。この環境はまた私たちの修煉や法を広めることに積極的な作用を与えます。例えば、東京の修煉者全員が全て外で煉功し、そして大法の旗を掲げて煉功すると、恐らく東京中の環境が変わってくると思います。徐々に当初の中国のように法輪功の煉功点が至る所にでき、学法にやって来る人もきっと多くなるでしょう。そして、全体的な環境の変化が私たちの各々の法を実証するプロジェクトに積極的な作用を与えるでしょう。

 外で煉功することは師父が私たちへ出された要求の一つだと思います。無条件で師父の要求通りに行なえば、私たちの修煉のもっとも近道であり、法を実証するもっとも近道であるに違いありません!!

 これは私の体得です。不適切な所があれば、ぜひ慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/21/393566.html)
 
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