現在の修煉の麻痺状態から すぐに抜け出そう
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年7月19日】修煉し始めたばかりの時は、常に修煉を第一に考えていました。重要なイベントや祝日、または暴風雨に遭っても、毎日外で同修たちと共に煉功学法を行ないました。たまに怠っても、精進しようとする意志は変わりませんでした。

 邪悪による迫害が頂点に達した時でも、修煉と法を実証することを第一に置いていました。しかし、現在の緩い環境の中に戻ってからは、かえって安逸心に支配されてしまいました。今日の学法時間を少し減らそうとか、昨日は発正念の回数が足りなかったとか、明後日の真相伝えを先に伸ばそうとか、しまいには1日何もせずにブラブラ過ごしたこともありました。また時には、常人のことに悩まされたり、常人社会での「素晴らしい未来」を思い描いたりなど、精進する意思がだんだんと薄らいできています。

 私が接するほとんどの同修がこのような状態に陥っています。毎日「三つのこと」を行なってはいますが、1秒たりとも無駄にせずに努力している同修は、やはり数少ないのです。2005年に「三退」を勧め始めてから、すでに14年が経ちました。今では3億3千万人が脱退しましたが、当初の大法弟子の人数は1億人です。迫害の中で修煉をやめた人数を省くと、少なくとも5千万人の大法弟子がいるはずです。それなのに、3億3千万人しか脱退させていないということは、平均して1人の同修が14年間で、たった6人しか「三退」させていないということになるのです! 当初、師父は、少なくとも全中国人の半分を救うと説かれていました。法を正すこの最後の時期において、この脱退者数では、まだまだ目標に達していません!!

 法を得たばかりの当初は、修煉は人生の一大事で、一番大切なことでした。そして、生活の中心がすべて修煉でした。毎朝、公園に行って煉功をし、毎日、用事を後回しにしてまで、学法を優先し、ショッピングの時でさえも運動着や、座禅の時に使う座布団など、修煉のことばかり考えていました。師父の新経文や出版されたばかりの書籍を手に入れた瞬間は興奮して、夜も寝ないで最後まで勉強したものでした。

 迫害当初は、大法を守るために外に出かけていましたし、いつでも、すべてを捨てられる覚悟を持っていました。様々な苦難や最も邪悪な環境の中を乗り越えて来ましたのに、今の私たちは、感覚がとても鈍くなっています。毎日、明慧ネットに掲載されている各地区で迫害を受けている同修たちの情報を見ても、当初のような「大法弟子が迫害されていることは、自分が迫害されていることと同然である」という思いが薄くなり、また、師父の新経文を読んでも、当初のような感激や興奮も感じなくなり、そして、修煉と衆生を救うことを最優先にしなくなってきています。

 「迫害からすでに20年が経過し、いつ終わるのかわからないから、決められた通りに前に進むしかない」という同修もいます。時間が過ぎていくにつれて、多くの同修が修煉を怠り、そのため、邪悪に隙を突かれて、命を失った同修もたくさんいますし、教訓は相当に深刻なものです。

 邪悪の迫害は至る所に存在します。刑務所や労働教養所、洗脳班などでの大法弟子への迫害については、皆さんはすでに知っているはずです。しかし外においても、邪悪による迫害は続いています。それらは大法弟子がまだよく取り除いていない執着心を利用して、修煉の意思を消耗させる手段をとっています。刑務所の中であれ、外の楽な環境の中であれ、邪悪は修煉者を下へと引きずりおろし、しまいには、皆さんを破滅へと導くことが目的なのです。ただ、邪悪の砦で迫害が分かりやすい手段を取っているだけです。外では、大法弟子がまだ取り除かれていない執着心を利用して様々な虚像を作り上げ、修煉者の執着をより一層拡大しているので、この安全で比較的に緩い環境の中でも、なおさら警戒しなければなりません。常に正念をもって様々な誘惑に抵抗し、初心に戻り、精進する意思を固く保つことです。

 「これは元々、法を正すことと大法弟子修煉の後期段階の現れです。数少ない一部の学習者、ひいては古い学習者もこの時期、多かれ少なかれ意気消沈の状態に陥り、精進の意志を緩めてしまい、これも法を正すことの時間に対する執着、または正しくない後天的観念の妨害によるものだと認識していません。そのため、旧勢力が以前人類空間の表層に残した妨害の要素と邪霊、卑しい鬼に隙に付け入られ、これらの執着と人間の観念が拡大され強化されたことによって、この意気消沈の状態に陥ってしまいました」 [1] と、師父は説かれました。

 また、師父は「最後になればなるほど、緩めてはならず、最後になればなるほど、法をさらによく勉強し、正念を充分に持たなければなりません」 [2] とも説かれました。

 さらに、師父は新しい説法の中で「皆さんにはっきりと教えますが、師父は当初、今年迫害を終わらせると決めていたのです。(皆が熱烈に拍手する)前期と後期を合わせて20年です。結局、旧勢力が手を出していくつかのことを変えてしまったのですが、熔錬炉の石炭が底をつき、火力も弱まり、このことも間もなく終わろうとしています。ですから、皆さんは今まで以上にしっかり取り組むべきです」 [3] と説かれています。

 残された時間はほんのわずかになりました。すべての大法弟子が精進し、最後の道をしっかりと歩んでいきましょう!! 新たな宇宙に私たちの行ないを残していきましょう!!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「最後になればなるほど、精進すべき」
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「カナダ法会へ」
 [3] 李洪志師父の経文:「二〇一九年ニューヨーク法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/1/388110.html)
 
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