かつて3年6カ月拘禁の高敬群さん 再び懲役4年の判決
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 【明慧日本2019年10月20日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・高敬群さん(50歳女性)は11カ月間拘禁され、2019年9月下旬に瀋陽市瀋河区裁判所に懲役4年の実刑判決を宣告された。かつて3年6カ月拘禁された高さんにとって、2回目の実刑判決だった。高さんはこれを不服として、すでに中級裁判所に控訴したという。

 2018年10月12日、高さんは自宅マンションの付近で、瀋河区朱剪炉派出所の私服警官によって連行された。派出所で高さんは尋問を受けた後、瀋陽市留置場に送られた。

 高さんは瀋河区に在住で、瀋陽市瀋海熱電工場に勤めていた。法輪功を学ぶ前に、高さんは胃病や皮膚病を患い、偏屈者だと人に言われていた。しかし、1998年11月に法輪功を学び始めた高さんは、数カ月後には病気が完治し、穏やかに人と接するようになった。同僚たちも高さんが法輪功を学んで性格が良い方に変わったと話したほどだ。

 だがしかし、1999年7.20から、中国共産党当局が法輪功への迫害を引き起こした。そこで、法輪功を学び続けていた高さんはひどい迫害を受けた。

 2001年8月、高さんの勤め先のリーダーは数人を率いて、高さんの自宅に不当に侵入した。そしてその数人は、家にいた高さんを強制的に外へ引っ張り出して車に乗せ、張士教養院という洗脳班に連行した。そこで、高さんに対して1カ月ほど、「転向」するように強要した。

 2013年8月30日、瀋陽市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは、私服で高さんの家にやって来て、「ガスの点検をする」という口実でウソをつき、高さんの家に不当に侵入した。それから、高さんは警官に暴力を振るわれて連行され、家宅捜索を受けて私財を押収された。翌日の午後、高さんは瀋陽市留置場に送り込まれた。留置場で、高さんは顔を殴られ、胸部をペットボトルで猛打されるなど、自白を強要され、残忍な拷問を受けた。その痛みで高さんは気絶寸前になった。

中共酷刑示意图:毒打
拷問のイメージ絵:寄ってたかって猛打する

 2015年5月11日、高さんは瀋河区裁判所に懲役3年6カ月の判決を言い渡され、刑務所に収監された。

 2018年10月12日午前9時、高さんは市場で買い物をして帰宅途中に、マンションの付近で私服警官に連行された。10時ごろ、派出所の警官ら5人が高さんの家を家宅捜索し、ノートパソコン、プリンター、法輪功関連の書籍などの私物を押収した。翌日、高さんは留置場に移され、拘禁された。

 2018年11月16日、高さんは瀋河区検察庁によって逮捕令状が出された。そして、2019年8月8日午前9時30分、高さんは瀋河区裁判所に不当に開廷され、その後、9月に懲役4年の実刑判決を下された。

 中国共産党当局の人権侵害に国際社会が関心を示した。米国は人権侵害と信仰の自由への迫害に参加する者に対して、入国を拒否するようになった。明慧日本2019年6月1日の報道によると、米国におけるいくつかの宗教、信仰団体に向けて、先日、米国政府が入国ビザの申請審査をより厳格した。これらは人権や宗教に対する迫害者へのビザの発行を拒否する狙いもある。その中には移民ビザと非移民ビザ(例えば観光、親族訪問、ビジネスなど)も含まれる。すでに、ビザを所持している者(グリーンカードの持ち主も含む)でも入国を拒絶されることがあると通告した。さらに、米国・国務院の職員は米国の法輪功学習者に対して、「迫害者名簿」を提出するようにと通達した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/5/394207.html)
 
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