大学卒業の姜世林さん 真相を伝え7年の実刑判決
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  【明慧日本2019年9月2日】姜世林さんは遼寧省荘河市の農村の出身で大学を卒業したばかりの若者で、法輪功についての真相を知っていたが、功法の動作さえまだ習得しておらず、法輪功の本もあまり読んでいなかった。ただ法輪功に対して好感を持ち、熱心に法輪功学習者を助けようとして、携帯電話で真相を広めただけで、中国共産党のスパイに発見され、連行されて懲役7年の実刑判決を言い渡された。

 現在、姜さんは瀋陽第一刑務所16監獄区に身柄を拘禁されている。そこで有罪の承認を強要され、体力に合わない労働を強要されたり、満足に食事も摂らせてもらえない等のひどい迫害を受けた。姜さんは罪を認めず、20日間以上断食して迫害に抗議して、解放を求めた。

 姜さんは今現在痩せこけており、点滴を受けた。刑務所側からの知らせを受けた家族は見舞いに行き、灌食を許した。灌食を許してサインしたのは、姜さんが餓死するのを恐れたためだった。しかし、サインした後、家族は「灌食されて、迫害死に至るのではないか」と思い悩み、心配している。

 姜さんは携帯電話のQQというチャットアプリで中国本土で規制された海外のウェブサイト、特に法輪功のウェブサイトを閲覧できるアプリを他の人に紹介したため、警官により発見され、尾行されて2016年12月に連行された。2017年旧正月の前、当局の人員らが姜さんの実家の村の幹部を使い、「煉功をしないという条件を前提にして、保釈するように」と促したが、姜さんはその条件を拒否した。

 瀋陽第一刑務所に収監された姜さんは奴隷のような労働を拒否したため、16監獄区から「厳重警戒監獄区」に入れられ、もっと残酷な迫害を受けた。姜さんは残酷な迫害に抗議し、2018年11月中旬から断食を始めた。当時、上級機関の検査組がこの刑務所に一時駐在しており、司法機関の幹部もそこで視察していたので、当時、刑務所側はある程度人道的な処置を取り、灌食を行なわず、栄養を補給する点滴を実施したという。

 最新の情報によると、姜さんは現在も断食しており、すでに20日間続け、痩せこけているという。

 「厳重警戒監獄区」とは、法輪功学習者に対して残酷な迫害を集中的に実施する専門の黒巣で、全国では2か所しかないという。2012年に設立された時に、元刑務所の所長・王斌は「遼寧省の各刑務所で、転向しない法輪功学習者がいたら、こっちに移送してくれ、100%転向させてやる!」と上級機関に露骨に公言していたという。そのため、遼寧省各刑務所で法輪功の信条を堅持した学習者たちは、次々と瀋陽第一刑務所の「厳重警戒監獄区」に送り込まれ、多くのなんの罪も犯していない善良な法輪功学習者たちは残虐な迫害によって、致死させられた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/26/391914.html)
 
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