丹東市の79歳の孫維珍さん 不当に拘禁される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年8月28日】(遼寧=明慧記者)遼寧省丹東市の79歳の法輪功学習者・孫維珍さんは、罪を犯していないのに検察庁に起訴された。2019年8月3日、法輪功迫害の真相を伝えるため、丹東市振安区検察庁に行った孫さんは、その場で連行された。現在、孫さんは丹東湯池留置場に拘禁されている。

 2019年6月15日、孫さんは丹東市振興区の民主橋の上を歩いていた時に、2人の警官により繊維派出所まで連行された。警官は告発があったと言うが、その告発者から犯罪事実を聞いていなかったという。警官は孫さんの手持ちのカバンから「中華人民共和国新聞出版総署令第50号」のコピーを取り出した後、孫さん宅の家宅捜索を行なったが、何も見つからなかった。繊維派出所内で、孫さんは「法輪功を学ぶことは国の法律に違反しておらず、病気を取り除き健康を増進する効果があります」という内容を警官に説明した。

 江沢民は私利から法輪功を中傷し、虚言を流し、「真・善・忍」を遵守する法輪功学習者に対する残酷な迫害が20年間続く中で、善良な孫さんは国民達が虚言に騙されないように、自身の安否を顧みず迫害の真相を伝え続けてきた。そのため、孫さんは2016年に懲役1年の実刑判決を言い渡されたことがあり、刑務所内で重い病気にかかり、一時出所できた。

 2019年7月2日、丹東市繊維派出所の警官・王大墉は、孫さんを丹東市振安区検察庁に連れて行き、新聞出版総署の柳斌傑署長が署名した「中華人民共和国新聞出版総署令第50号」を証拠として、孫さんを起訴した。

 2019年8月3日の夜、孫さんの家族は孫さんが家に帰っていないことに気づいた後、あちこちを探しても見つからなかった。最後に、家族は派出所に届け出した時、孫さんが丹東振安区検察庁で連行されたことが分かった。

 2019年8月6日午後、孫さんの息子は丹東振安区検察庁に行った時、本案件の担当者だと自称する若い女性が「今回、孫維珍に対して必ず判決を下す。国が法輪功を許さないから、君の母親は法輪功を放棄しない限りは有罪だ」と言った。息子は「他のことなら説得できますが、これだけが唯一、説得することができないものです。これは母の信仰です。母は若い時に身体が弱くて多くの病気を患い、どこの医者にも治療できず、仕事も家事もできなくなった母は早くに退職しました。しかし、法輪功に出会ってから病気がなくなり、十数年間注射をしたり薬を飲む必要がなくなり、私達の世話が要らなくなった母は、病床の父の面倒を見ることもできるようになりました」と話した。

 「中華人民共和国新聞出版総署令第50号」は国家の公式文書である。丹東繊維派出所と振安区検察庁は、それを犯罪の証拠として善良な国民のである法輪功学習者に判決を下そうとしている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/15/391487.html)
 
関連文章