甘粛省女子刑務所 30人余りの学習者を虐待し 拘禁
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年11月10日】甘粛省女子刑務所は現在、法輪功学習者30人以上を拘禁している。これらの学習者たちは警官らや監視役の受刑者らにより、刑務所内で残酷な迫害を受けている。

 慶陽市の法輪功学習者・郭彩萍さん(70代女性)はほぼ毎日他の受刑者らに殴られ、トイレに行くことも禁止され、頭を掴まれてドアにぶつけられたり、首から冷たい水をかけられ、床に倒されたまま襟だけをもって引っ張られて引きずられ、首は息ができないほど絞めつけられるなどの虐待を受けている。また、郭さんはよく長時間にわたってしゃがむ姿勢を取らされ、殴られて全身アザだらけになっている。

中共酷刑示意图:殴打、撞头
拷問イメージ図:殴打され、壁に何度も頭をぶつけられる

 白銀市の法輪功学習者・張又夫さんは何度も警官にスタンガンで電撃され、法輪功創始者を罵ることを強いられた。張さんは従わないため、トイレに行くことを禁止され、長時間しゃがませる姿勢を取らされ、ひどく殴打された。

酷刑演示:电棍电击
拷問イメージ図:スタンガンで何度も
電撃される

 慶陽市の法輪功学習者・段小燕さんも警官らにスタンガンで何度も電撃された。警官は段さんが言われた通りに思想報告書を書かなかったことを理由に、何度も繰り返し理由書を破り捨て、書き直させて、スタンガンで電撃した。その結果、段さんの顔は紫色になり、目も危うく見えなくなるところだった。また、段さんはさらに警官らに指示された受刑者らにより、針でお尻を蜂の巣のように刺された。

 甘谷県の学習者・李明義さんは警官に精神薬を飲ませられ、ほぼ座ることを許されず、立ったままの姿勢を取らされ、非常に辛かった。

 蘭州市の学習者・劉宛秋さん(60代女性)はいわゆる思想報告書を書かないという理由だけで、トイレに行くことを禁止され、大小便もすべてズボンの中にせざるを得なかった。また、他の指示された受刑者にトイレに連れられて行かれ、服を脱がされ、真冬に冷たい水を身体にぶっかけられた。夜も敷き布団などは撤去されて、直に板の上に寝かされたり、また、ベッドの柵に手枷をかけられて、寝返りもできなかった。その結果、ズボンは汚れて濡れたままで、お尻はすぐに床ずれになってしまった。劉さんはこれらの拷問を5カ月以上に渡って受け、止むを得ずいわゆる「四書」を書いた。劉さんの娘・劉磊さんも同時に拘禁された。警官は劉磊さんを苦しめることで、さらに劉さんを脅迫した。

中共酷刑示意图:浇凉水
拷問イメージ図:真冬に、冷たい水を頭からぶっかける

 蘭州市の学習者・張建華さん(80代)は甘粛省女子刑務所でひどい迫害を受けている。張さんは法輪功創始者を罵る言葉や、思想報告書を書かせられた。張さんが書かないという理由だけで、ひどく殴られて、長時間にわたって立たせられた。夜は他の受刑者のオマルを使わせ、さらにトイレでその尿を飲ませた。

 甘粛省女子刑務所に拘禁された法輪功学習者達は、ほぼ全員がこのような残忍な迫害を受けている。甘粛省鎮原県太平鎮の定年退職の元講師で、学習者の許恵仙さんは、2015年に懲役3年6カ月の不当な判決を宣告され、蘭州女子刑務所に入れられて酷く虐待され、痩せこけて重体に陥った。2016年6月18日の深夜1時ごろ地元に帰されたが、7月8日に他界した。許さんが亡くなる前、身体は極めて衰弱しきっており、毎日の睡眠時間以外は精神状態が異常で、精神を破壊する薬を飲まされたと思われる。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/1/395283.html)
 
関連文章