【明慧日本2019年11月17日】(メルボルン=明慧記者・夏純清)先日、オーストラリアのメルボルンのギリシャ人コミュニティ最大のメディアNeos Kosmosは、自社新聞およびウェブサイトの健康コラムで、ギリシャ人法輪功学習者ビル・トドリさんの修煉物語を報道した。タイトルは「これらのギリシャ系オーストラリア人がこの特殊な坐禅方式を好む理由を探そう」だった。
記事には次のように書かれていた。2002年、20代のビル・トドリさんは、ギリシャからオーストラリアに移民した直後、自分の健康状態が急に悪化したことに気付いた。
数週間続いためまいが数カ月にもおよんだ時、彼はかかりつけの医師を訪ねることにした。その後、彼は一連の検査を受けたが「異常なし」との診断結果しか得られなかった。しかし、その直後に襲ってきた激しいめまいにより、ビルさんは仕事を辞めざるを得なくなった。
そのとき、彼はシドニーで知り合ったギリシャの同胞、法輪功学習者・アンソニーさんを思い出して、数カ月間経験した苦痛を電話で打ち明けた。アンソニーさんは自分の法輪功(法輪大法とも言う)の修煉体験を述べ、ビルに試すことを提案した。「1カ月足らずで、私の症状はすべて消えました」と、法輪功の不思議な功能にビックリしたビルさんは喜んで言った。今日まで、ビルさんはすでに17年間も修煉を続けてきて、健康でより幸せになった。彼の妻と次々に生まれた2人の娘も法輪功を修煉していて、4人家族全員が幸せな家庭生活を送っているという。
記事はこう続いた。法輪功としても知られる法輪大法は古くからの気功修煉法で、主に坐禅と五式の功法を通じて心身の改善を目指している。法輪大法は李洪志先生により中国で創立され、1992年から一般市民に広く紹介されるようになり、その後世界中に急速に広まり、オーストラリアやギリシャを含む六十数カ国で愛好されている。
宗教ではないが、法輪功には精神面を修める原則と信仰があり、身体の健康に有益であるだけでなく、ビルさんのような多くの学習者が言ったように、健康を改善して頭脳を明晰にし、精神的ストレスを軽減させ、修煉による道徳水準の向上に伴い、智慧と啓発も得られる効果があるそうである。法輪大法の三つの主な原則は「真・善・忍」であり、学習者に日常生活の中でこれらの原則に従って行動するよう促している。
記事によると、二つの主な書籍は『法輪功』と『轉法輪』で、後者はすでに英語とギリシャ語を含む25以上の言語に翻訳されている。法輪功の学習は完全に無料であり、寄付さえ必要としない。ビルさんは週末に、よくフィッツロイ公園の煉功場に行って煉功している。このような煉功場はオーストラリアの各地にある。天気などの関係で屋外での煉功が不便になった場合には、自宅での煉功も可能である。また、インターネットには修煉を指導する無料の書籍や資料がたくさん掲載されている。
記事はこのような内容で続いた。この修煉方法は中国に由来するが、あらゆる文化の背景を持つ人々は、この方法に興味を持っている。メルボルンの多くのギリシャ系法輪功学習者の一人であるビルさんはこう言った。「古代ギリシャ人が言ったように、『健康な心を持てば、健康な身体を有するようになる』。私は思想が大きな主導作用を果たしていると信じています。心に真・善・忍を抱き、絶えず煉功し坐禅をすれば、人は内心の落ち着きを保つことができると思います。そうすれば、自然と周囲のすべてがより穏やかで楽しいものになります」
彼はまた、思想が特に活発な人にとって、坐禅中に清浄な思想を保つことは挑戦になるかもしないが、毎日続けて煉功していけば、誰にでも出来るようになると言った。
ビルさんは健康を取り戻したことに加え、家族や友人との関係から仕事環境に至るまで、生活の各方面での積極的な変化を経験し、運転中のスピード違反や怒りっぽい性格まで改善したと言った。「修煉後、運転中は心が非常に落ち着くようになり、A地からB地までの移動時間は以前より長くなったが、逆に、時間が経つのを早く感じます」
今日まで、ビルさんはすでに17年間法輪大法を修煉してきた。彼の妻や12歳と10歳の2人の子供も、自然と修煉の道に加わった。そして、彼はこう言った。「私には2人の子供がいます。正直、社会面のニュースを見るのは怖いです。しかし、法輪大法は人々を善に導き希望をもたらして下さいます」
これはビルさんが、法輪功に関する情報を熱心に周囲に広めようとする原因でもある。「法輪功は真・善・忍という原則に基づき、人々の道徳の向上を促進します。これより他に、良い道徳基準があるでしょうか?」
ビルさんはこう言った。「皆が不思議がって『ここまで熱心にボランティアで法輪功を広める原動力は何でしょうか?』と私に尋ねます。私はいつもこう答えます。『良いものがあれば、皆と分かち合うべきです。私は心の底からコミュニティの人々の役に立ちたいのです」
記事の最後には、このように記されていた。詳細を知りたい方は、法輪功のオーストラリア語版ウェブサイト(http://falunau.org/)にアクセスしてください。