済南市の馮春英さん(79)に不当判決
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 【明慧日本2019年11月19日】山東省済南市の法輪功学習者・馮春英さん(79歳女性)は2019年9月10日、済南市長清区裁判所に懲役2年、罰金5000元(およそ10万円)の不当な判決を宣告された。馮さんは無罪を主張し、私物の返還を要求し、控訴した。

 済南市中級裁判所は二審で、馮さんの控訴状内容がよく書けていると褒めながら、馮さんに法輪功を放棄するようにと全く矛盾したことを要求した。馮さんは断固と断り、裁判官に法輪功を学ぶことが違法であることについての証拠を求めた。裁判官は一切証拠を出せず、馮さんに援助弁護士を派遣できると言ったが、馮さんは派遣された弁護士ではなく、無罪弁護できる弁護士しか雇わないと返事をした。

 数日後の2019年10月30日、自称李弁護士は突然馮さんの自宅を訪問したが、名前と所属事務所は説明しなかった。李弁護士は自分が馮さんを弁護できると言って、手元に馮さんの控訴状を持ち、内容を絶賛した。馮さんは無罪弁護を求めたが、李弁護士は「頑張る」としか言わず、無罪弁護するとは約束しなかった。馮さんは内容を見ず、李弁護士の依託書と法律手続きにサインした。

 2、3日後、馮さんは李弁護士のことを怪しいと思い、無罪弁護ではなく、有罪弁護にされるのではないかと心配した。

 そのため、馮さんは裁判官に次の声明を送った。1、私は弁護士に委託しない、自己弁護をする。2、李弁護士への委託書及び法律の手続きを廃棄する。もし、誰かが委託書と法律の手続きを持ち、私を弁護すると言っても無効である。3、私は委託書に「無罪弁護」と明確に書いた弁護士しか雇わない。ほかの委託書は全部無効である。

 馮さんは1940年8月15日に済南市に生まれ、済南市中央区の舜玉コミュニティに在住している。法輪功を学んでから十二指腸潰瘍、腰痛と足の痛みは全部治った。馮さんは高血圧、心臓疲弊の夫と、1998年に腎臓移植の手術を受け、身体の弱い息子の面倒を一人で見ている。

 馮さんは2018年11月に身柄を拘束され、家財も押収された。馮さんは控訴状にこう書いた。「法輪功の教えは真・善・忍である。日常生活の中から自らの道徳向上を求め、良い人になることからさらに良い人になることを目指している。法輪功の健康促進効果も素晴らしい。私は法輪功を学び、自分、家庭、そして社会にも有益で、社会に危害はない」

 「裁判官に法輪功に迫害を加える人に操られないで欲しい。法輪功は素晴らしいので、法輪功学習者は法輪功を諦めることはあり得ない。しかし、我々は無理なことを強いられている。例えば、私は一人で家族全員の面倒を見なければならないにもかかわらず、法輪功を学ぶのであれば、判決を宣告される。法輪功をやめたら解放できると脅迫されている。このような手段はとても卑劣である」

 「私は裁判官は正々堂々としていて欲しい。裁判官は神聖な職業で、憲法と法律に守られている。また、仕事は法律に制約されるので、いかなる法律にも法輪功が違法と定めていないことを論点に、法輪功学習者への懲役を断るべきである。裁判官は法律の濫用を防ぐためにも、法律を則るべきである」

 「そうすれば、裁判官は今後も自分の過ちに法律の責任を負わなくていいし、心配しなくてもいい」

 「そうすれば、佛法を学ぶ人に過ちを起こさずに済む。自分にも家族にも良い。明るい未来を選ぶことになる。歴史の中にも、佛法を学ぶ人を守った人は良い報いを受けた実例はたくさんある」

 「ですから、裁判官たちには正々堂々と法律を守って欲しい。そうすると、法輪功学習者は不当な判決を宣告されることはなくなる。私も無罪になる、私の家族も救われる」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/5/395437.html)
 
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