山東莒南県の法輪功学習者・王憲学さん 迫害死
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 【明慧日本2019年11月25日】山東省臨沂市莒南(きょなんけん)大店鎮多居官庄の法輪功学習者・王憲学さん(男性)は2014年11月、莒南県裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡され、山東省刑務所に収容された。王さんは山東省刑務所で迫害を受けた結果、高血圧症などの病状が現れた。満期になり出所してから、王さんはまたB型肝炎の症状が出て、全身に浮腫みが出た。2018年9月2日(旧暦)に70代の王さんは冤罪が晴れないまま、この世を去った。

 王さんは以前、軍隊で服役していたとき、山でトンネルを掘る際、耳がつんざけて障がいを負い、除隊された。しかし法輪功を学んでから、王さんは心身ともに法輪功の恩恵を受けた。1999年7.20、江沢民が法輪功迫害を引き起こした後も、王さんは法輪功を学び続けていたため、数回も家宅捜索を受け、連行され、洗脳班に拘禁され、しかたなく放浪生活に出るなどの酷い迫害を加えられた。

 2005年8月11日、莒南県610弁公室と大店鎮派出所の警官らは王さんの自宅に行き、王さんを連行しようとしたが、王さんは出稼ぎに行っていたために家にはおらず、王さんの妻も出かけて家にいない中で、警官らは王さんの家の鍵をこじ開けて不当に侵入した。警官らは王さんの家の中をメチャクチャに掻き回し、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。村の小学生が警官らの行為を目にして、「この人たちは警官なの? まるで強盗のようだ」と言った。

 2007年9月、莒南県610弁公室と大店派出所の警官らは、また王さんの家に不当に侵入し、家宅捜索をした後に王さんを大店鎮派出所に連行した。警官らは王さんの家から『共産党についての九つの論評』数冊を押収した。その後、王さんは派出所から脱出したが家にも帰れず、余儀なく放浪生活をせざるを得なかった。

 2009年3月3日午後4時過ぎ、王さんは小店鎮で法輪功迫害の真相を人に伝えていたとき、当局のいう法輪功への誹謗中傷する宣伝を信じた人に通報された。そして、王さんは小店鎮の警官らに連行され、その後、大店鎮派出所に送還され、莒南県拘留所に送り込まれた。それから、大店鎮派出所の警官は王さんの家の隅々まで家宅捜索をし、王さんが隠しておいた400元(およそ6000円)を見つけて押収した。

 ここで2週間拘束された王さんは労働教養処分1年6カ月を下され、王村労働教養所に送られたが、身体検査が不合格だったため、労働教養所に入所を拒否された。それから、王さんは拘留所に戻され、2週間拘束された後、360元をゆすり取られて帰宅した。

 2014年6月中旬、王さんは大店鎮派出所、莒南県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、莒南県610弁公室の警官らによって、莒南県留置場に連行された。王さんはこれで5回目の連行だった。その後、家族は王さんに面会に行ったが、面会を許可されなかった。前回に王さんが連行されたとき、次男が公安局で「お父さんがまた法輪功を学んだら、私を捕まえてください」という念書を書いた。それで王さんは解放されたため、今回、家族は次男が捕まえられることを恐れて、あまり警官に王さんのことを詳しく聞けなかった。

 2014年10月31日、莒南県裁判所は法輪功学習者・王伝菊さんと王憲学さんの裁判を別々に開廷したが、王憲学さんの家族に通知しなかったため、法廷には王憲学さんの家族は1人もいなかった。

 2014年11月、莒南県裁判所は王さんに懲役3年の実刑判決を宣告し、王憲学さんを山東省刑務所に送り込んだ。刑務所の残酷な迫害で病状が現れた王憲学さんは、出所後も新たな病状が現れ、2018年9月2日(旧暦)に死亡したという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/20/396020.html)
 
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