山東省の警官 70代の法輪功学習者3人を連行
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 【明慧日本2019年11月22日】山東省東営市河口区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に所属する義和鎮派出所の警官は2019年9月17日と9月26日、70代の孤島鎮の法輪功学習者・耿録堂さんと妻・鄒佩霞さん、呂秋藍さんの3人を連行した。警官は3人の学習者の家に行って家宅捜索を行ったが、何の証明書の提示もなく、自分の身分証明書も出さなかった。周りで見物している人々が「今の警察は、法を執行することもこそこそやっているね」と話した。

 その後、学習者3人の家族は公安支局へ行き、3人の解放を求めた。警官は家族に「あの3人を1カ月拘留して、帰宅させる」と約束した。しかし、案件の調べを終え、検察も3人の案件を差し戻したが、河口区国内安全保衛部門の警官は約束を守らず、孤島鎮済南馬場の警官と結託し、耿さんの自宅を3回も家宅捜索し、いわゆる「証拠」を探し、耿さん夫婦を陥れようとした。

 耿さん夫妻は東営市勝利油田孤児採油場芙蓉小区の在住で、2019年9月17日に河口地区の祭りに行ったとき、警官に連行され、河口留置場に送られた。その翌日、河口公安支局の警官と馬場派出所の警官は耿さん夫妻の家を家宅捜索し、法輪功関連書籍、法輪功の真相が書いてある紙幣を押収した。また数日後、警官は耿さん夫妻の家に行って、新唐人テレビを見れるアンテナを押収し、家族を脅迫した。

 現在、耿さんは河口留置場に拘禁され、妻・鄒さんは東営留置場に拘禁されている。家族に「10月22日に差し戻された耿録堂夫妻の案件を再度、検察庁に提出した」と告げられた。そして、家族は雇った弁護士が10月21日に留置場へ行き、鄒さんと面会しようとしたが、警官・張に拒否された。それで、弁護士はそのことを検察庁に訴えたという。

 呂さんは法輪功を学ぶ前、健康状態が悪く、特に胃腸が不調で、年中寒がり屋だった。1996年、法輪功を学んだ後、呂さんは奇跡的に健康を取り戻した。以前、病弱で夫と子供に世話をしてもらった呂さんは、元気になって家族の世話ができるようになり、夫の介護にも文句一つなく、世話をした。

 しかし、1999年7.20から江沢民グループは気が狂ったように法輪功を弾圧し始めた。呂さんの家庭はあれから穏やかな生活が送れなくなった。2001年から2015年まで、呂さんは2カ月半の拘禁、拘留、5000元(約83,000円)をゆすり取られるなどの迫害を受けた。

 2019年9月26日、河口区国内安全保衛部門の警官は呂さんを連行して、何の法律的な手続きも提示せず、身分証明書も見せず、呂さんの家を家宅捜索し、法輪功関連書籍、紙幣、mp3などの私物を押収し、家族から健康診断の費用として280元(約4600円)をゆすり取った。呂さんは警官に手錠をかけられるとき、抵抗したため、警官に暴力を振るわれた。

 3人の学習者はともに70代だが、70歳以上の人は留置場に拘留しないという法律規定がある。しかし、河口区国内安全保衛部門の警官は強制的に70代の学習者3人を留置場に送って、拘禁した。それは法を知って法を犯す行為である。呂さんの家族は呂さんのために弁護士に依頼する予定だと知った警官は、呂さんの家の前に私服警官を送り、弁護士の介入を阻止することを企んだ。

 耿さん夫妻と呂さんの3人が遭遇したことから、河口区国内安全保衛部門は法律を遵守せず、 江沢民の政策を執行して、法律に背いていることがわかった。

 現在、弁護士は法に従い、検察庁に河口区国内安全保衛部門の違法行為を提訴したという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/29/395162.html)
 
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