【明慧日本2018年10月27日】山東省平度市門村鎮の法輪功学習者・王増美さん(58歳女性)は息子と2人暮らしであった。2019年9月24日、王さんは友人の張俊英さんの家を訪ねたとき、張さんは警官らに連行されるところだった。そしてその場で、王さんも警官らに連行された。その後、警官は王さんの家を家宅捜索し、王さんを即墨区普東留置場に送った。
親孝行な娘の王さんが連行されたことで、95歳の母親はかなり大きなショックを受けた。
王さんは家政婦をしたり、農作業の手伝いなどをして苦労して生計を立てていた。法輪功を学ぶ前、王さんの健康状態は悪く、重い婦人病と精神的に大きなショックを受けたため、重いうつ病を患い、日々、どんな方法で自殺するかばかりを考えていたという。しかし幸いに、王さんは2002年に法輪功に出会い、功を学び始め、「真・善・忍」に従って自分を律し、心が晴れて笑顔が出るようになり、健康を取り戻した。
2019年9月24日、平度市の法輪功学習者・展中香さん、周君さんと大沢山鎮の周玉香さんの3人は、仁兆鎮の市場で派出所の警官らに連行された。当日の午後、警官は居民委員会の人員と一緒に、3人のそれぞれの家に行き、家宅捜索をした。しかし、警官らは周君さんの家でいわゆる罪になる「証拠」を得られなかったため、さらに、周君さんの義母である張俊英の家にまで押しかけて行き、家宅捜索を行なった。
ちょうどその日の夕方、王さんは張さんの自宅を訪ね、ドアを叩いて入ると、平度市610弁公室のリーダーなどの警官らに遭った。そして、その場で王さんも連行された。その日の夜11時頃に、610弁公室のリーダーは警官6、7人を率いて、王さんの家の鍵を持って、王さんの家に不当に侵入し、家宅捜索を行なった。
翌日の午前、王さんの息子は城関派出所に行き、母親の解放を求めたが無視された。午後にはすぐ、王さんと張さんは留置場に送られた。
95歳の母親は娘の王さんが連行されたと聞いて、「娘はいい子です。娘は美味しいものをいつも私に食べさせてくれます。私は娘を頼っています。娘が友人宅を訪ねただけなのに、どうして連行されたのでしょうか? 天理はないのか?」と悲しみで涙しながらに話した。
そして、9月26日午前、王さんの息子は再び派出所に行って、母が罪を何も犯していないと主張し、母親の解放を強く要求したが、王さんの連行に参与した警官らは姿を隠して出てこなかった。その日の夜、王さんの息子と王さんの95歳の母親は直接、平度市610弁公室のリーダーの家に行って、王さんの解放を求めようとしたが、610弁公室のリーダーは家から出て行って留守で、王さんの母親との話を避け、王さんの息子を言いくるめて、ごまかした。
平度市では毎回、法輪功学習者に対して連行する際に、610弁公室のリーダーの姿があった。ここで、610弁公室のリーダーに「天の神が地に張り巡らした網は、ゆったりして粗いように見えるが、決して漏らすことはなく、一網打尽にからめ捕る。(※)それゆえ、法輪功学習者たちへの残酷な迫害を即時にやめてください」と警告しておきたい。
※ (悪事を行なえば、一時的には逃げ通せてうまくいったように見えるが、結局のところ、最後には捕らえられ、必ず、その報いを受けるということ)
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)